監督の存在がチームの明暗を左右。
いよいよリオ五輪が始まった。数日間は世界中がスポーツの祭典に熱狂する。しかし、野球は4年後の東京五輪まで辛抱強く待たなければならない。
それでも来年3月にはWBCがある。先日はアジアラウンドの組み合わせも決まり、いよいよ本番が近づいてきた実感がする。日本とは別グループの台湾では今、監督が誰になるのかが注目されている。
写真:プレミア12の台湾 対 カナダのスタンドの様子
既に政府機関と台湾プロアマ組織が話し合いを行っている。現在、候補に挙がっているのは郭泰源(統一)と呉復連(中信兄弟)、そして郭李建夫(開南大)の3人だ。
昨年のプレミア12では郭泰源が監督を務めたが、ベスト8にも入れずに予選敗退。批判もされたが、ファンからは続投を望む声が多い。
国際大会での実績を考えるなら郭李建夫が適任だろう。彼は14年の21Uワールドカップや15年のウインターリーグで台湾代表を優勝に導いている。今や、アマチュアの監督のトップは彼しかいないと思ってしまうほど信頼が厚い。
「指揮官の存在はチームに大きな影響を与える」
そのように言うのはプレミア12で本塁打王に輝いた林智勝(中信兄弟)だ。
彼はタイトルを獲得しただけではなく、キューバ戦では試合を決める逆転3ランを放ってファンを熱狂させた。来年のWBCでも主将を任される可能性が高い。
中心選手の1人として国家代表の監督に対してある信念をもっているようだ。プレーヤーの視点から指揮官の特徴を次のように挙げた。
「代表チームの監督は選手全体の士気にも影響がある。プロ中心の編成になるのなら各4球団の監督のうちの誰かがそのまま率いるべきなのではないだろうか。たとえ初経験でも同じ球団の選手が助けてくれる。普段から我々のことをよく見てくれているため、とても良いと思う」
まるでこの発言は既に誰が監督になるかがわかっているかのように感じてしまうが、彼は一言「誰が選ばれようとも全力を尽くすのみ」と意気揚々だ。
果たして、林智勝の分析通りになるのか。
監督は8月下旬から9月初旬までには決定する予定だ。
出典元:
http://www.setn.com/m/news.aspx?newsid=170736