チーム強化のために必死。
昨日、イチローがメジャー通算3000本安打を達成した。あと2本のところで足踏みをしていたが、最後は三塁打で決めるところが彼らしい。さすがに01年のマリナーズ時代と比べると安打数も減った。しかし、まだまだハツラツプレーが可能だ。次は3500安打を目指してほしい。
早朝から歓喜に包まれた日本。その一方である国では球界の将来が決まるかもしれない瀬戸際に立たされている。自身は今年3月頃からアジア野球連盟に所属している国々に連絡を取り、情報を得ようとしている。これまで約10ヵ国と繋がり大会などイベントがあればその都度、教えてもらっている。昨日からパキスタン野球の関係者と話をする機会を得た。
パキスタンといえば9月にニューヨークで開催される第4回WBCの予選に出場する。対戦相手はブラジル、イスラエル、イギリスだ。勢力図を考えればブラジルが予選突破の最有力候補。だが、野球は何が起こるかわからない。他の3ヵ国は勝ちぬ抜けば本戦初出場となるため、必死だ。
連絡が来たパキスタン野球の関係者はいったい何者なのか。調べてみるとなんと、連盟のトップを務めていた。国内の状況を聞こうとすると下記のサイトを教えてくれた。
https://www.kickstarter.com/projects/1337951095/pakistan-baseball-team-at-wbc-qualifiers-pakthesta
中に入ってみるとクラウドファンディングのページ。その内容はニューヨークで合宿を行うための資金を集めたいという。約1ヶ月間で1万5000ドルを目指す。紹介ページには連盟のトップが出演するビデオがあり、趣旨を紹介している。彼は次のように言っている。
「パキスタンはこれまでアジア選手権やアジアンゲームなどの国際大会に参加してきました。 私たちはWBC予選前ににニューヨークで合宿をしたいのですが、滞在費や食費、道具維持費などが足りません。ぜひ、世界中の皆様のご協力を頂きたいと思います」
クラウドファンディングは寄付すればお礼がもらえる。一例として以下がある。
・5ドル以上
お礼メール
・20ドル以上
WBCラベルピン
・35ドル以上
パキスタンチームキャップとWBCラベルピン
・50ドル以上
ブラジル戦のチケットとWBCラベルピン
・55ドル以上
パキスタンチームキャップ・TシャツとWBCラベルピン
より寄付金が多いほど観戦チケットの枚数やキャップやTシャツの数が増える。日本ではパキスタンのように寄付金を募らなくとも試合はできる。だが、世界に目を向けてみるとこうして周りからの協力がなければ満足な環境を整備できない場合が多い。
チームとしてはWBC予選に出ることが歴史的な出来事だ。ぜひ、支援をお願いしたい。