【夏の甲子園】152キロを計測した創志学園の高田萌生。その速球は台湾でも注目の的

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ホスト国も期待する速球。

現在、行われている甲子園での高校野球は3回戦に突入した。これまで横浜 対 履正社の注目カードや東邦が9回4点差を逆転して八戸学院光星に勝利するなどファンも興奮するドラマが起きている。相変わらず、投手の投球数については議論されているもののチームによっては早めの継投をするところもあれば、1人で投げきるところももありさまざまだ。

そんな甲子園の見どころの1つは投手のスピード。思い返せば寺原隼人(ソフトバンク)の158キロや辻内崇伸(元巨人)の156キロ、由規(ヤクルト)の155キロなど春夏関係なく、150キロ越えはワクワクする。今年も注目される投手も何人かいる。特にその中でも高田萌生(創志学園)は海の向こうの台湾でも名前を知られている。

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写真:U18アジア選手権の日程

創志学園は13日に行われた盛岡大付属戦で8対11で敗れた。高田は5回途中 被安打11 奪三振5 失点10と数字だけをみると散々たる成績だったが、球速は152キロを計測。今大会の最速記録となった。これに台湾メディアも注目しており「松坂大輔超えだ」と驚きを隠せないでいる。ちなみに松坂が甲子園で記録した球速は151キロだった。

台湾といえば、来る8月30日から開催されるU18アジア選手権の会場だ。既に日程も発表されており、日本とは8月31日に対戦する。台湾代表は出場選手も決まっている。今後は合宿や練習試合を通して本番に備えていく。その一方で日本は甲子園が終わらなければ動くことができない。しかし、今までと違うのは春のセンバツ終了後に一次候補選手が発表されていたことだ。その中に高田の名前もある。

日本選手の大半は甲子園ベスト8以上の高校から選出される。準々決勝あたりになると予想もできるようになる。たとえ敗れた選手でもメンバー入りする可能性はある。本番直前には大学代表との壮行試合も予定されていることもあり、多くのファンも期待を寄せている。その証拠に内野席が完売している。

台湾メディアは高田について次のように報道している。

「2回戦で敗れたものの、岡山大会では154キロ、甲子園でも150キロ超えを連発してより多くの注目を浴びた。彼は8月30日からのアジア選手権に参加する可能性が高い。もし、実現したら台湾代表にとって彼は注意すべき選手の1人になる」 

高田は2年生のときに「松坂二世」としてプロスカウトからも一目置かれていた。台湾でも有名な松坂を彷彿とさせる選手が近々、台湾に上陸する。海の向こうのファンも高田の速球を見てみたいに違いない。選手故障の危険性もあるが、スピードはロマンの1つなのだ。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/754778

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