【野球伝道師の旅】ラオス野球に尽力するイ・マンス氏。CM出演料を全額寄付

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支援はいつまでも。

当ブログでは日々のアジア球界の動きだけではなく、競技普及に携わる元プロ選手についても書いている。

以前から動向を追っているのは韓国球界初の三冠王に輝いたイ・マンス氏(元サムソン)の活動だ。彼は今、ラオスの野球発展に尽力している。

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写真:現役時代のイ・マンス氏

選手時代は三冠王に象徴されるように打てる捕手として球界黎明期を支えた。引退後はシカゴ・ホワイトソックスでコーチ研修などを受け、11年から4年間はSKワイバーンズの監督を務めた経験がある。

ラオス行きのきっかけは知人からの紹介だそうで、監督退任後から本格的に活動を始めた。本人によると野球のために欧州への家族旅行の予定を取りやめたと話していたことがある。

この後は現地でのスポンサー集めや子供たちにルールの説明など孤軍奮闘した。その結果、ラオス初のチーム「Jブラザーズ」が誕生。去る1月には韓国や日本からチームを招いて野球交流会を開催した。

イベントは大成功に終わったのち、イ・マンス氏はチームのオーナーに就任。駐在はできないため、主に韓国から支援を続けている。そのために彼は「ハルクファウンデーション」という社団法人をつくった。これは韓国-ラオス両国の青少年プレーヤーのためのものだ。

最近、イ・マンス氏は某企業のCMに出演し2億ウォンを得たという。彼は全額寄付することを発表した。この決断について次のように話している。

「野球に恩返しをするという約束のために韓国とラオスの子供たちのために出演料をすべて寄付することにした。最近はプロ野球で良くない話が続いていてとても悲しい。先輩として後輩に良い方向に進んでほしいと思っている」

すべては野球とそれに関わる人のために。自らの行動を通じて野球人としての模範になろうとしているのだ。

情報によると8月23日にラオスから「Jブラザーズ」のメンバーが韓国を訪れ、プロ野球を観戦するという。発展途上の子供たちの目にプロのプレーはどのように映るのだろうか。

出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=410&aid=0000347551

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