夢の世界を初訪問。
7月中は次々と選手の不祥事が明らかになった韓国球界。捜査は続けているのかも知れないが、最近は大々的にニュースにはなっていない。
今はどちらかといえば明るい話題が多い。例えば、リトルリーグワールドシリーズでの活躍やプロ野球ドラフト会議、イ・スンヨプ(サムソン)の韓国プロ野球歴代最多打点(1389)の更新まであと「2」などが挙げられる。
良いことはこれらだけではない。当ブログで以前から様子を追っているラオスの野球チームも韓国にやってきた。
写真:1月にラオスで行われた野球交流会のお知らせ
ラオス初の野球チームを創設し、球団オーナーの肩書きを持っているイ・マンス氏(元SKワイバーンズ監督)が韓国・ラオス両国の野球発展に尽力している。
チーム名は「(ラオ)Jブラザーズ」といい、ボールの使い方やルールなどイチから学んできた選手達が所属している。
彼らは元々、海外旅行どころかパスポートを取得することすら困難な地域に住んでいるが、釜山国際交流財団の協力のおかげで今回の韓国訪問が実現した。
滞在期間は23日から1週間の予定。最初の3日間はKTウィズ対ロッテジャイアンツの試合観戦をはじめ、韓国の文化体験などをする。その後は国際空港もある仁川に移動し、親善試合を行うことになっている。
最大の目玉は28日だ。この日に開催されるSK対ハンファイーグルスではラオスの選手が始球式をし、チーム全員がそれぞれの守備位置につくという。
Jブラザーズの面々は野球はしているが、実際に試合観戦はしたことがない。イ・マンス氏は「生でプロ野球の試合を見たら胸に熱いものが込み上げてくるのではないか」と彼らのモチベーションアップを期待している。
子供達にとってすべてが初体験であり、驚きの連続だろう。今回の経験がよりラオス野球の発展につながるに違いない。
出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=001&aid=0008634816