背番号1は投手だけにあらず。
8月30日から台湾・台中で開幕するU18アジア選手権。侍ジャパンは昨日27日、大学代表との壮行試合に臨んだ。
結果は0対5と完敗だったものの、失点は初回のみ。格上の大学生相手に投手陣の能力の高さを見せつけた。
写真:U18アジア選手権の日程表
一方で大会2日目の31日に日本と対戦する台湾はU23代表や高校生MLBキャンプチームとの試合をこなし、本番に向け準備万端だ。
特にチーム内には注目度が高い選手がいる。それは背番号1を付ける陳琥だ。
写真:U18に出場する陳琥
(出典:台灣農場報報 http://t-fat.net/)
彼は175センチ 99キロの小太り? な右腕投手。最速147キロの直球を軸としており、変化球はスライダーを得意としている。セットポジションからテンポよく投げ込んでくるため、打者もタイミングが取りづらい。
過去の成績をたどると台湾での高校野球の大会「玉山杯」では7回2/3を投げて勝利投手になっている。もちろん防御率は0.00だ。
去る6月に行われたプロ野球のドラフトでは中信兄弟から1位指名を受け、契約金520万台湾ドルで入団した。
ここまでみるとプロに入る実力はあるが、なぜ注目されているのかわからない。実は彼にはもう1つの顔があった。
そう、陳琥は二刀流選手なのだ。
内野を守ることができる情報があるが、主に指名打者として出場しているという。
野手としても非凡な能力を発揮しており、14年に高雄で開かれた「立徳杯」で打率.461で首位打者を獲得。また、昨年の「玉山杯」では3本塁打を放ち、投打のタイトルをダブル受賞した。
今回のU18アジア選手権では投手登録となっているが、登板しないときは野手として出場する可能性が高い。
まだ、日本戦に関しては速球対策をしているとしか言及されていない。大学生打者達を8イニング無失点に抑えた投手陣に対して台湾代表の特訓の成果は見られるのだろうか。
ぜひ、31日は陳琥をはじめとする台湾の選手達にも注目してほしい。
出典元:
https://tw.mobi.yahoo.com/sports/%E9%99%B3%E7%90%A5u18%E6%89%93%E6%93%8A%E6%9C%80%E7%B5%82%E6%88%B0-%E5%85%84%E5%BC%9F%E4%B8%8D%E8%AE%93%E4%BB%96%E4%BA%8C%E5%88%80%E6%B5%81-095723968.html