再度、始まった悪夢。
昨年発覚した海外賭博の影響で春先には去就が注目されていたイム・チャンヨン。彼はシーズン開幕前に古巣のKIAタイガースとの契約が決まり、今ではチームの抑えとして活躍している。
とはいえ、6月下旬までは日本でいう育成選手で3ケタの背番号を付けていた。無事に球界には復帰できたものの、韓国野球委員会(KBO)から72試合出場停止処分を受けていたため一軍での登板はなかった。
7月からは一軍入りしここまで8セーブを記録したが、また残念なことが起こった。

写真:イム・チャンヨン
27日に行われたトゥサンベアーズ戦で二塁走者の頭めがけて牽制球を投げたのだ。
これをみたKBOはスポーツマンシップに反する危険行為だとして、彼に対し3試合の出場停止と120時間の社会奉仕活動を命じた。
イム・チャンヨンは8回途中から登板してイニングまたぎをした。そして迎えた9回に8番打者のオ・ジェウォンに対して四球を与えた。その後、盗塁を許して二塁に進まれたところで事件が起こった。
牽制球がちょうどリードしていたオ・ジェウォンの頭付近を通過。外野がカバーしたが危なかった。
これにはトゥサンのキム・デヒョン監督は抗議。試合終了目前にして警告試合となった。KIAは試合に勝利したが、後味が悪い。
翌日28日の試合前にイム・チャンヨンは謝罪し、オ・ジェウォンと和解した。
チームは現在4位とポストシーズン進出圏内にいる。わずか3試合だが、守護神の離脱は痛いものがある。処分は本日30日から適用される。
わざとではないとはいえ、既に海外賭博の件でファンの信用を失っているだけにバッシングがないか心配だ。
念願の球界復帰を果たし、少しずつ輝きを取り戻しつつある中での今回の事件。
イム・チャンヨンが笑って試合を締めくくる日はいつになるのだろうか。
出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=421&aid=0002250640