時代は既に大谷化状態。
本日から9月に突入。台湾ではU18アジア選手権が開催中であり、韓国では女子野球ワールドカップが始まる。プロ野球のシーズンも佳境に入り、ますます面白くなってくる。我々、ファンにとって野球を楽しむ季節はここからが本番だ。
当ブログはアジア野球専門のため、国際大会でアジア勢が出場すればその都度、紹介する。 今回は先に始まっているU18の話題だ。昨日31日は1つのヤマ場であった日本対台湾の試合が行われた。結果は既にご存じの方もいることだろう。3対0で日本が勝利し、Aグループを1位で通過することになった。最後にインドネシア戦が残っているが、次のラウンドではBグループを勝ち上がった国と対戦する。
それは今大会で連覇を狙う、韓国だ。
映像:注目選手の1人であるカン・ペクホ
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=W6CW2Oewm_w)
韓国も日本と同様に2試合を消化し、全勝でBグループ1位通過を決めた。第1戦のフィリピン戦では14対0のコールド勝ち、次戦の中国戦は3対1と辛勝だった。
14人のプロ予備軍を揃えたにもかかわらず、なぜこんなに苦戦したのか。 なんと6回まで中国の先発に対してわずか2点しか奪えていなかったからだ。その後、7回に1点を追加したが、最終回に失点し完封を逃した。
韓国は敗戦の可能性もあった見応えある試合になんとか勝利。これで日本とは日程通りに進めば3日に対戦する。そこで本番に備えてある選手について紹介したい。上に載せている動画の選手、カン・ペクホだ。
右投げ左打ちである彼も実は二刀流であり、韓国の大谷翔平なのだ。
投手としては身長181センチ 90キロの体から最速150キロを投げる。直球の平均球速は142キロだというから日本投手陣とさほど変わらない。大会の約2ヶ月ほど前から台湾メディアが韓国には140キロ越えの投手が10人近くいる情報を掴んでいた。また野手としては捕手と一塁手ができ、長打も打てる。今回の中国戦で4番・一塁手として出場し、7回の追加点は彼の本塁打でもぎ取った。
現地では「パク・ビョンホ二世」と呼ばれており、どちらかといえば野手としての評価の方が高い。また、ボルチモア・オリオールズをはじめ、テキサス・レンジャーズなど10球団のメジャーリーグのスカウトが視察に来たという。
今大会では野手登録となっているため、打者としての出場が多くなる。しかし、投手陣が打ち込まれた場合に登板する可能性はある。日本に対してはまだ何も言及されていないものの、日韓戦となれば確実にカン・ペクホと対決するだろう。先日紹介した最速153キロ右腕のユン・ソンビンと共にチームの投打の柱となっている。勝利のカギは「二刀流」を無安打に抑えること。それができれば相手の士気を下げることができる。
ライバル国にまた要注意選手が現れた。ちなみに余談だが「カン・ペクホ」という名前は漫画・スラムダンクの韓国版で主役の「桜木花道」と同性同名なのだ。韓国の漫画やアニメは、たとえ海外ものであっても登場人物の名前を変更する場合が多い。ややこしいが、天才バスケットマンが野球に転向して二刀流をしていることになる。
出典元:
http://sports.news.naver.com/baseballetc/news/read.nhn?oid=025&aid=0002640654