【未知の道】統一の守護神・郭泓志が戦力外の危機

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野球人生は継続可能なのか。

野球だけに限らず、スポーツにはケガがつきもだ。故障部位によっては自らの選手生命を縮めたりすることになる。
プロ野球では由規(ヤクルト)のように復活を願って球団が待つ場合もあれば、その逆も存在する。

海の向こうの台湾でも長年、ケガに悩まされている選手がいる。統一ライオンズに所属する郭泓志もその1人だ。

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写真:棒球英雄展で展示されていた郭泓志

彼は過去に最速159キロを誇った左腕投手で05年から6年間はロサンゼルス・ドジャースに在籍していた。ちなみに台湾人として4人目のメジャーリーガーであり、左腕としては初の選手だ。10年にはオールスター戦にも出場している。

主に中継ぎとして活躍し、13勝 55ホールド 13セーブを挙げた。これまで幾度なくケガに泣かされながらも投げてきた彼は13年秋に台湾に戻り、統一ライオンズの一員となる。

入団1年目となった14年は守護神として27セーブを挙げたものの、その翌年から打たれる場面が多くなり昨年10月には自身6回目となる手術を受けた。この影響もあり、今年は未だに一軍登板がない。

実績ある選手なら治るまで待つこともできるが、郭泓志は35歳になった。チームとしては昨年に張泰山(現徳島)を事実上の戦力外にしたことからもわかるように若返りを目指している。
いくら元メジャーリーガーでも容赦はしないまろう。

オーナーの蘇泰安氏は「今年で契約満了となるが、今後のことはシーズンオフに本人と話すつもりだ」と話している。

現在は少しずつ投球練習を始めており、調子を上げているという。多くのファンはまた彼がマウンドにあがる姿を見たがっていることだろう

ちなみにオーナーは今季が始まる前に郭泓志の打者転向プランを発表していた。どうやら「もし、自分かファンなら彼の打撃を見てみたいと思う」というノリで考えたようたが、実際には能力は高いようで指名打者として出場する可能性もある。

このまま進めば今季中にマウンドに帰ってくるのは難しそうだ。ケガを治して無事に来季の契約更新が終わることを願いたい。

出典元:
http://sports.ltn.com.tw/m/news/paper/970859

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