【17年WBC】監督が決まらない台湾代表。その原因は東京五輪!?

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1日でも早い決定を。

来年3月に行われる第4回WBCまで約半年と迫った。既に日本は小久保裕紀氏、韓国はキム・インシク氏が指揮を執ることが決まっている。

キム監督にとって3回目となる大会に対して小久保監督は初挑戦となる。采配に不安と感じている方もいるかもしれないが、実際に試合をしてみなければ行方はわからない。

その一方で台湾は未だに監督が誰になるのか発表していない。普段ならば一番に人選を終えるはずが、今回は時間がかかっている。

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写真:台湾代表を応援するファン

6月頃に出ていた話によると候補は3人いた。郭泰源(統一)と呉復連(中信兄弟)、そして郭李建夫(開南大)だ。今でも彼らを有力候補に挙げているものの、選手管理の面で調整が必要のため決めかねているようだ。

人選の過程としてプロアマの双方からそれぞれ監督に推薦したい人物を挙げた後にさらに絞りこみをするという。 
最短でも2週間後には正式に監督が決まるそうだ。

特に台湾のファンからは郭泰源の就任を望む声かある。昨年のプレミア12ではベスト8入りできず批判もされたが何だかんだいえ、人気は衰えない。

彼はWBCの監督人選について次のように話している。

「もちろんWBCが控えているのは分かっているが、私たちは20年の東京五輪も見据えて監督を決めなければならない」

つまり、代表専任監督を立てるべきということだろう。まさしく参考とするのは侍ジャパンだ。
日本は13年WBC終了後に代表専門組織が誕生し、トップチームに小久保監督が就任した。彼は17年の第4回大会で世界一奪還のために長期間、指揮官を任せることができる。
またプロチームの監督ではないため、外部から時間をかけて選手達の状態を観察することも可能だ。

しかし、台湾では同様にはいかず、現場監督が自軍だけではなく全球団の選手の調子を見なければならない。国際大会ともなると日本やアメリカなど他国リーグ組のことも考えなければならない。なかなか上手く事が進まない。

早く監督を決めなければ選手人選にも影響してしまう。
プレミア12のときにも悩まされたのは投手陣の弱さだ。どうしても台湾球界所属の選手だけでは勝ち抜くことができない。

今のところ最短で2週間後に発表となっているが、このままでは来年のWBCでの上位進出は難しくなっていく。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/771829

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