最高のショーケース。
アメリカ・メジャーリーグも他国のリーグ同様にシーズン終盤だ。日本人選手ではイチロー(マーリンズ)を筆頭に岩隈久志(マリナーズ)や田中将大(ヤンキース)らの活躍が目立つ。
その裏では各球団のスカウト達が世界各地を飛び回り、有望選手を探している。この数日は韓国にもいるようだ。
10日はキム・グァンヒョン(SK)の投球をみた関係者ら。次に向かったのはテグ、サムソンライオンズの本拠地だ。
11日はNCダイノスとの試合が行われた。
写真:サムソンの左腕エース、チャ・ウチャン
集まったスカウトはパイレーツ・カージナルス・パドレス・オリオールズ・ダイヤモンドバックスだ。彼らは当初、2人の選手がお目当てだった。それは先日、韓国球界助っ人初の2年連続40本塁打を達成したエリック・テイムズ(NC)と打率.366 打点125で二冠のチェ・ヒョンウ(サムソン)だ。
テイムズは別格として今季は韓国人打者の移籍が目立ち、メジャー側からも評価を受けている。今回はFA権を持つチェ・ヒョンウにも移籍のチャンスがある。
しかし、この試合では別の選手の活躍によって関係者らの目は鋭くなった。その人物とはサムソンの先発投手、チャ・ウチャンだ。
彼は06年にプロ入り。これまで5度の2桁勝利を挙げてチームの左腕エースに君臨している。昨年のプレミア12でも代表に選ばれて日本戦にも登板した。
11日の試合の結果は7回 被安打5 失点0の成績で今季11勝目を挙げた。最近は調子がよく、これで3連勝となった。
最速は149キロ。スライダー・カーブ・フォークを使い、緩急でテイムズをはじめとする強打者を打ち取った。スカウト達は思わぬ新星の登場にワクワクしたことだろう。
ちなみにチャ・ウチャンは以前、アメリカよりも日本に行きたいと話していたことがある。
なぜなら先発として登板できるチャンスは日本のほうがあるからだ。また、マウンドの固さなどが合っているとも語っていた。
今回はメジャーのスカウト達によいアピールができた。ひとます、オフになるまでき去就は不明だが今後が注目される選手の1人だ。
出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=241&aid=0002594341