目指せ、国際大会。
プロ野球もクライマックスに突入し、順位争いがし烈だ。以前は順位か決まれば「消化試合」とされていた時代があった。今はそのようなことはない。
その裏では先日まで2つの国際大会が開催されていた。台湾ではU18アジア選手権、韓国は女子野球ワールドカップだ。どちらも日本が全勝優勝を果たしたことで歓喜となったがその分、実力格差や競技普及の課題も見つかった。
既に日本人が他国に渡り、イチから野球を教えている場合もある。ただし、それは日本人だけではなく韓国人も同様に活動を行っている。その1人がイ・マンス氏だ。
写真:韓国-ラオス野球交流会のお知らせ
当ブログでは「野球伝道師の旅」と称してアジア地域で普及活動に尽力している人物にも注目している。
その一環として韓国プロ野球初の三冠王に輝いたイ・マンス氏のラオスでの活動も現地記事を元に追う。
最近では彼自身がオーナーを務めるラオス初のチーム「ラオブラザーズ」の選手達が韓国を訪問し、野球交流会の実施やプロ野球観戦を行った。
9月28日のSKワイバーンズ戦では彼らは初めてのプロのプレーを観たという。
その後、イ・マンス氏は自身のCM出演料2億ウォンを野球発展のために寄付した。現場監督を退いても野球熱は冷めることはない。
ちなみにラオスでの普及活動は14年11月頃から始まっている。元々は知人から「野球を人気スポーツに」という依頼を受けて快諾したことから始まる。
道具集めや支援者を募るなど多くの苦難を乗り越えてこれまで2度、ラオスで野球交流会を実施した。この度、来年1月にも同イベントを開催するという。
対象は少年・少女野球の6チーム。試合後には野球教室もある。しかし、飛行機代や宿泊費が自己負担となるのは少々、ネックだ。
「普及活動に関わることができて幸せだ」と語るイ・マンス氏。今後は20年計画で国際大会に出場できるまでにしたいそうだ。
まだまだ、未知数のラオス野球。自身もぜひ、交流会の現場に足を運びたい。
出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=396&aid=0000406080