あの華やかな日をもう1度!?
台湾プロ野球は去る18日に一つの区切りを迎えた。Lamigoモンキーズの本拠地・桃園国際球場にて台湾人初のメジャーリーガー・陳金鋒(チェン・ジンフォン)の引退試合が行われたのだ。
38歳を迎えたレジェンドは今年1月6日、テレビ番組を通じて今季限りの引退を表明。3月には侍ジャパンとの対戦のために来日し、全2試合で4番打者を務めた。
シーズンが開幕すると第1戦でいきなり本塁打を放つなど大活躍を見せた。ここまで13本のアーチを架ける打棒にファンからは「引退する必要はない」という声が挙がっているほどだ。
写真:14年2月のトークショーに登場した陳金鋒
引退試合後、彼は二軍行きとなった。もう試合に出場することはないためかと思ったが、違うらしい。台湾メディアによるとケガが原因のようだ。
チームを率いる洪一中(フォン・イージョン)監督は彼の今後について次のように話している。
「陳金鋒がいつ一軍に戻ってくるのかわからない。それは彼自身の状況次第だ」
ひとまず二軍で静養させるようだが、洪監督は陳金鋒を一軍で起用する意向だ。約1週間は休ませてから今後のことを決めるという。
チームの試合数は「20」を切った。現時点の予定では10月10日にシーズン最終戦を迎える。もし、彼の状態が良くなればもう1度、その勇姿を観ることができる。だが、既に引退試合を終えているが出場してもよいのだろうか。
有終の美を飾るなら台湾シリーズに出て勝ち抜くことだ。現在、2位のLamigoは1位の義大ライノスと2.5ゲーム差(9月21日現在)だ。まだまだ諦めるのは早い。
勝ち続けることで陳金鋒のプレーを観る機会が増える。自身もいちファンとしてぜひ見てみたいが、気持ちは複雑だ。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/778114