次の活躍先は母国で!?
9月下旬に入り、 三浦大輔(横浜DeNA)をはじめ現役引退を表明する選手達が増えてきた。また、10月に入ると戦力外通告が始まる。新人が入団すれば、去る者もいる。ファンとしては楽しみな反面、寂しい気持ちにもなる。これがプロの世界だ。
助っ人選手にとってはどこの国でプレーしようとも去就が心配になる。結果を残していれば問題ないが、チームの期待に応えることができなかった者は去らなければならない。C.C.リー(西武)もその1人だ。
昨年のプレミア12で侍ジャパンがメキシコと対戦した3位決定戦の試合前、球団からC.C.リーの獲得が発表された。渡辺久信SDのおかげもあり、今季は同時に台湾人選手が3人在籍するというシーズンとなった。台湾のファンからすれば先発・郭俊麟、遊撃手・呉念庭、中継ぎ・C.C.リーとそれぞれが定位置を確保し、活躍してくれることが理想だったことだろう。それに近づいているのは呉念庭だけだ。
ここまでC.C.リーは18試合に出場し、1ホールド 防御率6.48の成績を残している。 残念なことに7月27日の日本ハム戦を最後に一軍登板がない。既にチームは3年連続のBクラスが確定し、来季の新監督候補についての報道まで出ている。少しずつではあるが、来季を見据えての選手起用もしている。本当に戦力として考えているのなら昇格させるはずだが、呼ばれないということは戦力外という考えに行きつく。
勝敗こそついていないが、現状ではとても残留させることは難しいだろう。鈴木葉留彦本部長は「Bクラスになったのは投手陣の不振が原因だ」と話していることから整備は急務となる。
これを受けて台湾メディアでは台湾プロ野球に行くのではないか、という予想がされている。 具体的な球団名は出ていないものの、元メジャーリーガーの母国帰還に期待を膨らませる内容となっている。
もし、台湾に戻るのならファンとして楽しみが増える。来季から義大ライノスに代わる新球団が誕生することからチーム強化のために大きな力となることだろう。
まだ西武球団からは正式な戦力外通告が発表されていないため、現時点では何とも言えないが台湾行きなら当ブログは彼の足取りを追う予定だ。
出典元:
http://www.appledaily.com.tw/realtimenews/article/new/20160922/953661/