自身初の大台に。
韓国プロ野球では去る22日、トゥサンベアーズがペナントを制した。昨年は韓国シリーズ優勝を果たしたがシーズンは95年以来、21年ぶりに1位となった。
全144試合で行われる中で既にチームは90勝を挙げており、史上最強だという呼び声が高い。
その一方でシーズン5位以内に与えられるポストシーズン進出の権利。こちらは「秋の野球」と評され、し烈な争いが繰り広げられている。
現在、ギリギリの5位につけているのはKIAタイガース。18年ぶりに古巣に帰ってきたイム・チャンヨンの活躍により守護神は固定できた。
後は打撃陣。日本にも関係するもう1人当たり選手が節目となる成績を残してチームを牽引している。
その人物とはイ・ボムホだ。以前はソフトバンクに所属したが、あまり目立った活躍ができずに退団。韓国の場合は出戻りが多いが、古巣のハンファイーグルスではなくKIAを選んだ。
現在は主将を務め、試合数が従来の122から144に増加した昨季は28本塁打を放った。
今年も好調を維持しており、23日のNCダイノス戦で満塁弾を打った。この一打によりシーズン30本塁打 100打点を達成。もちろん彼にとって初めての記録となる。
イ・ボムホは昨年、FA権を取得したがKIAと新たに4年契約を結んで残留した。よく日本では複数年やFA契約をすると活躍できない場合が多い。どうやら韓国でもそれは同じようで彼が帰国してからは苦労していたようだ。
11年の後半戦で太ももを負傷した影響で打率こそ3割をキープしたものの、出場数は101に終わった。また、その翌年はわずかに42試合だけしか出ることができなかった。
13年からは本塁打数も増えていったが、なかなか本人が満足するような結果ではなかった。昨年は試合数も増えたおかげもあり成績は向上した。
35歳にしてキャリアハイの数字を残したイ・ボムホ。次の目標は打率3割でシーズンを終えることだ。ちなみに今は.306(9月24日現在)となっている。
3割 30本 100打点は球界を代表する打者の1人としての称号を得ることになる。
もし、この記録が達成された時には既にチームはポストシーズン進出を決めているかもしれない。
たとえペナント1位は決まってもまだまだ熱い闘いは続いているのだ。
出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=109&aid=0003399852