【現地取材】インドのスクールベースボールを観てみた

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環境改善で劇的に変化可能。

昨日26日からインドに来ている。とはいえ、夕方に出発したことから実質、本日27日から滞在していることになる。わずか3日間のみだが、何かよい情報を得て帰ろうと思う。

日本との時差は3時間半。今のところは時差ボケには苦しんではいない。その状態で初日はSNSを通じてできた友人に案内してもらい、学校を訪れた。

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宿泊しているニューデリーのホテルから約2時間、車に揺られやって来たのは「ハルヤナ州」の中にある小さな村。外国人の出入りは皆無だというある意味、秘境だ。

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当初、野球アカデミーだと思っていたが、小中高一貫教育が行われている日本でもよくある学校だ。
到着すると校長をはじめ、全職員・生徒から大歓迎を受けた。日本ではごく普通の一般人だが、まるで大統領のようなVIP待遇ぶりだ。

校内を案内してもらった後はいよいよ、グラウンドへ。話に聞くところによると自身のために親善試合を組んでくれたという。驚きの連続だ。

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試合はわずか3イニングだけだった。目的は勝敗ではなく、自身にインド人のプレーを見せることだった。

そこに毎日のようにコンタクトを取ってきた友人がマウンドへ。球速は130から140キロほど。17歳でこの速さは魅力的だ。変化球はスライダーとカーブがあると言うが、残念ながら制球できておらず、すべてボール球となった。

自身はスカウトではないため、本物に彼の投球をぜひ見てほしい。NPBは難しくとも独立リーグはいけるのではないか。

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別の友人の証言ではインド国内によくピッツバーグ・パイレーツのスカウトが足を運んでいるという。「ミリオンダラー・アーム」以降も光る原石を探し求めている。世界のどこにでも彼らはいるのだ。

まだこの学校の選手しか観ていないが、関係者は「グラウンドなど環境が整えば彼らはのびのびプレーができるのに」と悩んでいた。

もちろん、私達ファンができることは道具支援。本当は道具だけ送っただけで終わり、にしたくはない。
環境をどのように変えるか、何度か足を運んで現状を知らなければならない。

今回の旅の目的はそのきっかけづくりでもある。

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