崩壊の一途。
台湾代表のWBC出場がますます危うくなった。2日、プロ野球のLamigoモンキーズは選手やコーチを派遣しないと発表した。
プロアマ間で行われてきた話し合いは上手くまとまることはなく、迷走を続けている。
写真:桃園国際球場
WBCへの不参加を表明したLamigo球団のオーナーは次のように話している。
「私たちはプロ側が主導する国際大会ならば参加するが、今回はアマが指揮を執るため選手達を大会には送り出さないと決めた」
これを受け、チームの中心選手である林泓育(リン・ホンユ)と王柏融(ワン・ポーロン)は「直接、この知らせは受けてはいないが、球団の決定ならば自分達はそれに従う」としている。
友人である台湾人記者の話によれば台湾のプロアマの関係は以前から良くなく、09年WBCのときもどちらを主導にして組閣や選手を選ぶかで揉めたという。
結局、アマ側が実権を握ったがLamigo(当時La new)は参加することはなかった。
あくまでもプロ球団として譲れないものがあるのだろう。代表監督候補には洪一中(フォン・イージュン)監督の名前もあったが、本人はこれを否定。オフは自分の休養に当てたいと表明していた。
その一方で残りの3球団はWBCに参加する気持ちでいる。特に統一ライオンズは郭泰源が監督になったことで全面支援をしようとしている。
アマ側はLamigo球団の考えを改めてほしいとお願いしたが、関係者らはうなずこうとはしない。
これでは来年3月のファーストラウンド突破は難しくなってしまう。韓国やオランダと強豪がひしめく中での厳しい闘いとなる。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/785821