まだまだ続く現役の道。
韓国プロ野球はあと数日で公式戦が終了し、ポストシーズンが始まる。進出のための最後の1枠だったチーム順位5位の座はKIAタイガースが射止めた。
後半戦はイム・チャンヨンの守護神定着のおかげもあり、SKワイバーンズとのし烈な争いに勝利した。実に5年ぶりとなる「秋の野球」だ。
その一方で進出を逃したチームでは各選手が最後の最後まで勝ちに貪欲になりながらプレーしている。
写真:スウォンKTウィズパーク
その1人にはキム・テギュン(ハンファ)も含まれている。チームは現在7位と下位に沈んでいるが、たとえ試合には敗れても、彼の活躍はファンにとって希望の光だ。
日本球界にも在籍経験があるキム・テギュンは古巣に戻ってから約5年が経った。34歳になった今でも中軸として打ち続けている。
そんな彼は5日のKTウィズ戦において通算3000塁打を達成した。
この日は4番・指名打者として出場し、7回に今季23本目となる本塁打を放った。
自分の最大の武器である長打力で決めるところはさすがだ。ちなみに34歳4ヶ月と6日での記録は韓国プロ野球史上最速だという。
しかし、偉大な記録を達成しても本人は悔しがっていた。なぜなら個人がいくら結果を出してもチームが勝たなければ意味がないからだ。
シーズン通じて好調を維持していれば、まだまだ勝ち星は増えたことだろう。
それでも打率.363 安打191 本塁打23 打点136という成績からも孤高奮闘していたことが感じられる。もし、キム・テギュンがシーズンを全休していればチーム順位はどのように変わっていたのだろうか。
考えただけでも恐ろしい。
出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=421&aid=0002316319