日本で力を発揮せよ。
韓国プロ野球は現在、準プレーオフが行われている。4位のLGツインズがワイルドカード決定戦を勝ち抜き、3位・ネクセンヒーローズと対戦中だ。昨日14日まで1勝1敗のタイとなった。本拠地・コチョクスカイドームでの試合には監督がエースと認める日本球界関係者が力投した。
映像:準プレーオフで活躍したバンヘッケン
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=8qE730m_YmY)
今年7月まで西武に在籍していたアンディ・バンヘッケンだ。過去、韓国で20勝を挙げた実績を引っ提げてチームの先発左腕として活躍が期待されたが、フタを開けてみるとまったく勝つことができなかった。最終的にに0勝4敗 防御率6.31と散々たる数字でオールスター戦が始まる数時間前にウェーバー公示された。
その後、古巣の韓国・ネクセンに復帰すると初登板でさっそく勝利投手となった。当時、ヨム・ギョンヨプ監督は「彼の退団を聞いて獲得することにためらいはなかった」と語っている。韓国では昨年までに通算58勝を挙げた実力からチームのエースが帰ってきたと大喜びだったのだ。
レギュラーシーズンは12試合に登板し、7勝3敗 防御率3.38の成績を残し、チームのポストシーズン進出に貢献した。
そして迎えた昨日14日の準プレーオフ第2戦。先発のマウンドに登ったバンヘッケンはここでも快投を見せた。7回2/3を投げて被安打3 奪三振5 失点1で勝利投手となり、MVPにも選ばれた。この日の最速は143キロだったが、フォークやカーブなどの変化球が彼の投球を救った。
よく2ストライク後は三振を狙おうと落ちる球を多投する場合が多いが、彼は簡単にフォークを使わず、直球で相手打者を打ち取った。
この日までバンヘッケンのポストシーズンでの成績は3勝2敗 防御率2.18 となった。20勝を記録した14年シーズインは韓国シリーズに進出したが、惜しくも頂点に立つことはできなかった。彼は当時のことがとても心残りのようで試合後には「今回はネクセンで絶対に優勝したい」と意気込んでいた。
首脳陣はもちろん、チームメイトも認めるチームのエースは2位・NCダイノスが待つプレーオフに向けて望みをつないだ。
こうして日本球界を離れた選手が他国で活躍するのは嬉しいが、なぜこの投球を西武でできなかったのか。日本のファンにとっては不良債権という悪いイメージが残ってしまった。もちろん、野球人生がすべてうまくいく訳ではないが、日本での悔しさがあったからこそ韓国で力を発揮できたのではないか。
しかし、バンヘッケンに関しては右肩痛の噂があったがそれはデマだったのだろうか。
出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=382&aid=0000510638