移籍か、それとも残留か。
昨日16日、日本プロ野球は大谷翔平(日本ハム)の新記録となる165キロの直球に沸いた。中田翔がヒーローインタビューを受けていたとはいえ、韓国や台湾など海外メディアの報道は大谷一色だった。それだけ衝撃が大きかったのだろう。
ひとまず、22日の日本シリーズまでは少し期間が空く。その間は韓国プロ野球のプレーオフが進行中。3位・ネクセンヒーローズと4位・LGツインズによる準プレーオフは現在、LGが1歩リードしている状態だ。
近々、ネクセンかLGのどちらかと対戦する2位・NCダイノスはプレーオフに向けて調整が続く。このチームといえばあの男の動向が気になる。
写真:打席に立つテイムズ
ソフトバンクをはじめ、日本各球団が注目しているエリック・テイムズだ。韓国球界3年目を迎えた彼は今季も猛打を発揮して2年連続の40本塁打を放った。
しかし、レギュラーシーズン終了目前で飲酒運転が発覚し、プレーオフ1試合を含む9試合の出場禁止処分を受けてしまった。
その後は本塁打王になるチャンスを逃す可能性もあったが2位のチェ・ジョン(SK)も同数の40本でシーズンを終えたため、分け合う形にはなるもタイトル獲得を死守した。
それから音沙汰なく迎えた15日、チーム内で紅白戦(現地では青白戦)が行われた。
白組の4番・一塁手で出場したテイムズは2打数1安打1打点1四球の成績を残した。
1打席目は三振に終わったが、3回に迎えた第2打席では2死三塁の場面で登場し、左安を放った。
公式戦には出場できなくてもチーム練習には参加できるため、日は経ってはいるが試合感覚は鈍ってはいないようだ。いくら結果を残してもプレーオフ第1戦には出られない。NCにとって彼がいないこの試合を勝ちきることができるかどうかがカギとなる。
果して、テイムズの去就はどうなるのか。16日今朝の報道ではソフトバンクが狙うというものがあったが、NC側は何も反応していない。
昨年オフには阪神が獲得調査をしている話が持ちあがった際には不快感を示していた。結局は金銭より交渉スピードを優先させた結果、彼は韓国球界残留となったのだ。
だが、今年は同じ方法では上手くいかないだろう。市場規模を考えると日本球界が上だ。年俸アップを狙うなら移籍したほうがよい。NCは飲酒運転の件で彼には悪い印象を抱いている。韓国は球団のイメージを大切にするため、いくら好成績を残そうとも手放す可能性は高い。
ひとまず、プレーオフや韓国シリーズを含めて全日程が終わるまで見守ろうと思う。
出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=001&aid=0008756095