楽しみ倍増の冬の野球。
いよいよドラフト会議当日を迎えた。既に1位指名を明言している球団もあるが、今年は何人の選手がプロの世界に飛び込むのか楽しみだ。特に注目の的なのは田中正義(創価大)。我が母校は彼と同じリーグに所属していることもあり何度も対戦している。自身も昨秋のリーグ戦で田中を見たが、最終回でも148キロを投げていたのが印象的だった。今では最高球速は156キロまで伸び、当時以上に騒がれるようになっていた。
楽しみ、といえば11月下旬に控えているアジアウインターリーグのことも忘れてはならない。昨日19日は日本から出場するイースタン選抜とウエスタン選抜の各所属選手が発表された。イースタンはオコエ瑠偉(楽天)をはじめ、熊原健人(横浜DeNA)や平沢大河(千葉ロッテ)が、一方のウエスタンは青柳晃洋(阪神)や吉田正尚(オリックス)など一軍で活躍したルーキーらが数多く登場する。昨年は1チームだけだったが、今年はより未来のスター達が躍動する姿を見れそうだ。
写真:2016年アジアウインターリーグの日程
(引用元:ウインターリーグ情報 https://twitter.com/WinterLeagueJP?lang=ja)
10月20日現在までわかっている情報を整理したい。試合は上記の写真通りに行われる。7月の時点では11月26日から開始との報道があったが、1日早まったようだ。開幕戦は台中インターコンチネンタル球場で台湾代表とCPBL選抜が対戦する。これまで平日の試合は観戦無料だったが、今回も同様なのだろうか。まだ詳細は不明だ。
参加数はこれまでと変更なく6チームだ。昨年のウインターリーグと変わった点といえば、日本が2チームに分かれたということくらいだろう。昨年の大会終了直後には中国も参加するという話もあったのだが、結局は出ないようだ。また、前回はわずか1勝しかできなかった欧州選抜はマイナーリーガーも参戦させ、リベンジに燃えているとの情報がある。
昨日19日は日本と日を同じくして台湾のCPBL選抜の出場選手32人が発表された。その内訳は投手12人 捕手5人 内野手10人 外野手5人だ。17年WBCには選手を派遣しないと表明しているLamigoモンキーズはこのウインターリーグでは問題なく選手を出場させるようで安心している。
注目選手は数多くいるが、2年連続の大会参加となる楊岱均(ヤン・ダイチュン/Lamigo)と蘇俊羽(スー・ジュンユ/Lamigo)らはこの大会で名が知られるようになった選手でもある。
昨年はアマチュア台湾代表の主将として参加していた楊岱均は最優秀打者のタイトルを獲得してチームの優勝に貢献している。また、蘇俊羽は投球ごとに帽子が脱げる姿から「台湾の茂野吾郎」としてメディアに取り上げられていた。今年、彼らはチームメイトとなりCPBL選抜の優勝を目指す。
前回優勝した台湾代表はおそらくU23ワールドカップで活躍した選手達が中心となるだろう。昨年は201センチで最速154キロ投手がいたりとNPB関係者を驚かせた場面も数多くあった。まだ本番が終わっていないため、メンバー発表はされてはいないものの予想通りになることだろう。
ウインターリーグの開催が近くなれば、改めて最新情報をお伝えしたいと思う。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/796021