期待高まる、一説。
昨日20日に行われたドラフト会議は大盛況で終了した。当ブログとしては巨人からドラフト7位指名を受けた廖任磊(リャオ・レンレイ)の日本球界入りには驚いたものの、彼が話題となりとても嬉しい。制球力を考えると即一軍とはいかないだろうが、後々は勝利の一角を担う選手になってほしい。これからの成長が楽しみだ。
その一方でお隣の韓国では本日21日からプレーオフが始まる。対戦カードは2位・NCダイノス対4位・LGツインズだ。注目のエリック・テイムズ(NC)は飲酒運転の影響で初戦は出場できないものの、彼の穴を埋めることができるかが勝利のカギとなるだろう。
もちろん、上位チーム同士の決戦も気になるところ。より気になるのは、去就が決まっていないメジャーリーガーの行方だ。ソフトバンクホークスを退団し、シアトルマリナーズに移籍したイ・デホもその1人だ。
映像:レンジャーズ戦で本塁打を放つイ・デホ
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=gyp5giNsb8g)
彼は今季から1年契約、インセンティブを含む400万ドルでマリナーズに移籍。出場機会は主に相手投手が左腕のときに限られるも、最終的には打率.249 本塁打14 打点49を記録した。オリックスやソフトバンクでの成績を考えると数字的には物足りなく感じてしまうが、機会が少ない中でのこの結果は合格点だという声をよく聞く。
現時点では球団から再契約のオファーはないため、このままでは退団となる。今後、どのような道をゆくのか気になるところだ。どうやら本人は韓国に戻ってプレーする可能性が高いことを示唆しているという。それには2つの理由があるようだ。
1つ目は家族の存在。彼の長女は幼少期を日本で過ごした後、今はアメリカにいる。海外生活といえば言葉はもちろん、環境や文化に馴染むのにとても苦労する。この状態に彼女はかなりの疲れを感じているといい、教育面であまりよくないと言われている。
2つ目はイ・デホ自身の選手としてのキャリアだ。元々、メジャー移籍をする際、出場機会を得ることができる場所を希望してマリナーズと契約を結んだ。その後は一塁手か指名打者として数多くの試合に出ることを想定したことだろう。だが、現実は違った。韓国報道を見てみても彼を罵倒するところはなく、初年度としてはよい成績だったというところが多い。それでも本人は決して満足していない。34歳を迎え、日韓米の3ヵ国で数字を残したものの、これで終わる訳にはいかないのだ。1人の野球選手として、チームの主力として活躍しなければならない。つまり、試合に飢えているのだ。
数日前に日本球団もイ・デホを狙っているとの報道が出たが、この話が事実ならば戻ってくることはないだろう。チームによってはイ・デホのために席を空けるかもしれない。しかし、家族のことを考えれば韓国に帰ったほうがよい。と、なると一体、どこの球団が獲得するのだろうか。
最有力は古巣・ロッテジャイアンツ。元々、本拠地を置くプサンは彼の故郷でもあることから気持ち的によい状態でプレーできるだろう。
たとえ、不利でも他球団も黙ってはいられない。もし、ロッテ以外のところならばNCはどうだろうか。テイムズが日本球界進出のために退団となればイ・デホが守る一塁手の枠が空くことになる。ホームのマサンもプサンからはそう離れてはいないことから帰省も楽になる。
これまで色々と言ってきたが、イ・デホ本人は韓国に帰国する10月31日に自身の去就を明らかにするそうだ。ひとまずはそれまで動向を見守りたい。
出典元:
http://sports.news.naver.com/wbaseball/news/read.nhn?oid=410&aid=0000358112