【17年WBC】海外組頼りの台湾代表。郭泰源が11月2日に来日へ

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裏で進む準備。

本日22日から日本シリーズが始まった。第1戦は広島が松山竜平やエルドレッドの本塁打などで勝利。 一方の日本ハムは先発・大谷翔平が11奪三振・2安打するも、わずか1得点で初戦を落とした。しかし、まだ1戦目が終わったばかり。勝負はこれからだ。

盛り上がっているのは日本球界だけではない。海の向こうでは台湾シリーズも第1戦を迎えた。対戦カードは中信兄弟と義大ライノズだ。 こちらは8対7でホームの中信兄弟が辛勝。人気選手の1人である彭政閔(ポン・ジェンミン)の二塁打を含む3安打などで逃げ切りに成功した。
会場となった台中インターコンチネンタル球場はチームカラーの黄色に染まった。マツダスタジアムにも負けない熱狂ぶりだったようだ。

その試合開始前、球場には郭泰源(統一)と陳金鋒(チェン・ジンフォン/Lamigo)の姿があった。2人が所属しているチームは台湾シリーズ進出を逃したが別の用事で観戦に訪れていた。

 
 
映像:インタビューを受ける郭泰源
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=-k9opGP3GX4) 

その用事とは選手視察だ。来年3月の第4回WBCに向けて2人は出場候補者の調子を見に来た。郭泰源は昨年のプレミア12に続いての代表監督に、陳金鋒は引退後すぐ打撃コーチになった。去る10月7日までにメジャーリーグ機構に対して50人の選手候補リストをしなければならなかった。選出時点でアマチュア側とも揉めるも、なんとか期限には間に合ったようだ。

普段ならばたとえ候補であってもリストを公開することになっているが、今回は行っていない。その理由として海外にいる選手達の出場意思の確認が済んでいないことや選手側から発表しないようにという要望があったことが挙げられる。正式の発表は来年1月、最終メンバーとなる28人が決まったときになりそうだ。

その海外組の出場意思確認について郭泰源は今後の予定を明かした。チェン・ウェイン(マーリンズ)とは本人が台湾に帰国する10月24日以降に時間を調整して話し合いをするという。王建民(ワン・チェンミン/前ロイヤルズ)とは11月17日にアメリカで面会予定だ。彼は戦力外となったことでWBCには出ないという話がもちあがっている。

その一方で陽岱鋼をはじめとする日本組はどうするのか。郭泰源によれば11月2日に来日し交渉していくそうだ。先日提出された選手リストは公開されていないものの、海外組の名前が数多く含まれていることが明かされている。
つまり、彼らが出るか否かによって台湾代表の戦力に大きく影響するということだ。特に投手陣が弱いと言われているだけに1人でも抜けるととても厳しい戦いを強いられてしまう。本番の一次ラウンドは韓国やオランダと強豪が集まっている。また、初出場のイスラエルもメジャー組を集めるという話もあるため、決して侮れない相手だ。

まだ最終メンバーが決まった訳ではないが、情報を集めていくにつれて台湾が不利な状況になっているように感じる。郭泰源の交渉力次第でチームの明暗が分かれそうだ。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/797871 

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