【U23W杯】台湾代表が10対0で快勝。次は日本と対戦

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好発進。

ついにU23ワールドカップが開幕。今回は2年前の21Uから名称が変更になり、改めて第1回大会となった。
今回はオーストリアをはじめ、アルゼンチンやニカラグアなど日本では試合を観る機会が少ない国々が登場することが魅力の1つだ。

日本の初戦は6対1で勝利した。対戦相手となったニカラグアは中南米の中でも上位に入ると聞く。自身も2年前に試合を観たが、覚えているのはベンチがいつでも大盛り上がりだったことと三塁コーチャーが謎の動きをしていたことだけだ。

その試合と同時進行で行われていた台湾対アルゼンチンは10対0で台湾が8回コールド勝ちを収めた。

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写真:巨人二軍と対戦した台湾代表

この日、186センチ100キロの巨体をもつ右腕・廖乙忠(リャオ・イーチョン/開南大)が先発マウンドに立った。
自慢の球質が重い直球を武器に5回を投げて被安打3 奪三振8 失点0の成績。途中、3,4回とピンチを迎えるもすべて三振で切り抜けるという、味方を勢いづける投球だった。

一方の打線は2桁12安打を放ち、アルゼンチン投手陣を圧倒した。
2回に3点を先制すると続く4回には2死から林子偉(リン・ズーウェイ/レッドソックス2A)が本塁打を放ち1点を追加。その後も攻撃を緩めることなく5回には陳重延(チェン・チョンティン/文化大)が3ランで打線を後押しした。
既に中盤で大差がついていた。

6回以降、投手陣はチーム最年少の張竣凱(チャン・チュンカイ/国立体育大)が登板するも2四球を出しただけで降板となってしまった。失点の可能性もあった中、引き継いだ許凱翔(シュー・カイシャン/TOPCO)が見事な火消しに成功し事なきを得た。
マウンドには全員で4人が上がり、完封リレーで次戦へ弾みをつけた。

その一方で7得点していた打線は6回に犠飛などで2点、8回には満塁から陳毅宏(チェン・イーホン/合作金庫)の右翼へエンタイトル二塁打で得点し試合終了。
スコアは中継上で11対0となっていたが、後に10対0に訂正された。

チームを率いる郭李建夫監督(元阪神)は試合前に「選手達の調子はよく、上手く調整ができている」と話しており、その成果が出た結果となった。

試合後には先日、巨人からドラフト7位指名を受けた廖任磊(リャオ・レンレイ)が次のようなコメントを残している。

「とても刺激になった。先発した廖乙忠とは同じく日本でプレーした仲だ。自分はまた海外で投げることになる。国際大会でも結果を残したい」

1勝を挙げた台湾の次なる相手は日本。まだ先発については言及されていないが、Bグループの注目カードの1つだ。この決戦が大会の順位を左右するかもしれない。とても楽しみだ。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/801587

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