あの苦労をもう一度! ?
日本ではFA市場が注目の一方で戦力外になった選手の行き先も気になるところだ。ここまで二次通告を終え113人が退団したという。
各球団は契約が切れたり、交渉決裂しそうな助っ人選手も調査している。国内での目玉はウラディミール・バレンティン(ヤクルト)だ。
彼のように気にされてはいないと思うが、今季はある意味で球界に名を残したヤマイコ・ナバーロ(千葉ロッテ)も退団が確実視されている。
期待通りの活躍はできなかったものの、選手としては長打力が魅力だった。
写真:サムソン時代のナバーロ
既に去就が決まる可能性が高まっている。昨年まで在籍していた韓国・サムソンライオンズが彼に興味を持っているというのだ。
サムソンといえばナバーロが抜けた今季は散々な結果に終わった。彼だけではなく、共に中軸を担ったパク・ソクミン(現NC)や抑えだったイム・チャンヨン(現KIA)らもいなくなり戦力が低下。若手の台頭もあったが、結果的にはシーズン9位だった。
当時、主に3番打者を務めたナバーロは打率.287 本塁打48 打点137の活躍でチームを優勝に導いた。シーズン終了後にはベストナインも獲得し、最高の年を過ごした。
しかし、サムソン球団との交渉が上手くいかず、チームを退団して来日した経緯がある。
彼の代わりにやってきたのはアーロム・バルディリス(元横浜DeNA)だった。打力だけではなく、安定した守備力を評価されて入団。だが何度も故障に悩まされ、力を発揮することはできなかった。
「史上最悪の助っ人達を獲得した」と言われたサムソンはメジャーから情報屋を獲得し、選手の適性を見極めるという。
新しい選手を狙うのかと思えば、まさかのナバーロ復帰の可能性が高まった。
確かに未知の助っ人よりも球界経験者のほうがお得だ。他球団に行かれるよりも復帰させたほうが貴重な戦力となる。
しかし、両者には交渉決裂した過去がある。その原因は年俸の高騰とナバーロが「誠実になること」という謎の条件に同意しなかったためだ。
日本でも手に負えなかった選手を再び迎え入れるというのは疑問だ。いくら巻き返しを狙うためとはいえ、成績を残してもチームの雰囲気を悪くするなら意味がない。
それでもサムソンは来季から監督ほか首脳陣が刷新される。人が変わればナバーロが変わるかもしれない。
まずは本当に彼が古巣復帰となるのか。その動向を見守ろう。
出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=109&aid=0003426836