選ばれたら頑張る。
プロ野球は日本・韓国・台湾それぞれでストーブリーグが始まろうとしている。陽岱鋼(日本ハム)や山口俊(横浜DeNA)がFA宣言をした。どこの球団に移籍するのだろうか。たとえペナントが終わっても野球の話題は尽きることはない。
宣言をして移籍を決めた陽岱鋼は記者会見の中で球団やファンに感謝の気持ちを伝えた。ドラフト1位で入団してから11年間、今となっては日台の架け橋になった。今でも中堅の守備は一流なだけにチームから離れるのは寂しい限りだ。
彼は本日8日、ゴールデングラブ賞を受賞。その夜、母国・台湾に帰国した。
18時40分(日本時間19時40分)に桃園国際空港に到着すると報道陣から歓迎を受けた。FAの動向も気になるところだが、来年に控えているWBCへの出場についても注目されている。最近になって10月にメジャーリーグ機構に提出した50人の出場候補リストが公開され、その中に彼の名前が入った。
あくまでも現時点では候補、の段階だが野手では陽岱鋼のほかに呉念庭(西武)もいる。打力が自慢の台湾代表は必ず2人の力が必要だ。もし、どちらもいなければ一次ラウンド敗退は濃厚なのではないか。それほど欠けてはいけない選手達なのだ。
帰国直後のインタビューでは大会参加に向けて肯定的なコメントがされた。
「もし、選ばれたら頑張る。しかし、今は仕事(所属先球団)が決まっていないため、進展したらまた話したい」
9月中旬に負った胸のケガの影響でシーズンはもちろん、WBC出場も心配する声もあった。チームが日本一になるまでグラウンドに立ち続けた。 ゆっくり静養すれば来年も問題なくプレーできるだろう。後は無事に移籍先が決まれば安心して代表入りできる。
移籍については交渉はすべて代理人に一任し、最終決定は自分自身でするという。現在はオリックスや楽天が獲得に乗り出すと言われている。噂では巨人やソフトバンクが有力とされていたが、このままいけば来年の引き続きパ・リーグに所属することになりそうだ。
WBCといえば代表監督は昨年のプレミア12に引き続き郭泰源が務める。10月下旬の台湾シリーズ第3戦の試合前には「11月に日本に行き、代表候補達と直接会って参加意思を確認したい」と言っていた。現在、来日はしているが陽岱鋼とは面会していないようだ。
陽岱鋼はこれから静養に入る。予定では11日に改めて帰国会見を台北で行うという。休むとはいえあまりその時間もなさそうに思ってしまう。ひとまずWBC参加も含めて今後についてじっくり考えていく。
出典元:
https://tw.sports.yahoo.com/news/%E9%99%BD%E5%B2%B1%E9%8B%BC%E8%BF%94%E5%8F%B0-%E8%A1%A8%E6%85%8B%E6%9C%89%E6%84%8F%E5%8F%83%E5%8A%A0%E7%B6%93%E5%85%B8%E8%B3%BD-114807677–mlb.html