【あの人は今】元楽天のキム・ビョンヒョンが引退の危機

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最後の力も出せず。

いよいよFA交渉が明日11日から始まる。 苦渋の決断をした選手達にとって今後がどのように左右していくのか。まさに野球人生を左右する時である。報道通りの球団がお目当てを獲りにいくのか、はたまた予想しなかったチームも参戦するのか。これからだ楽しみだ。

その一方で戦力外通告を受けた選手も同様に人生の岐路に立っている。こちらは12日にトライアウトが行われる。合格できれば現役、できなければ引退か浪人だ。この様子は毎年恒例のドキュメント番組となる。

お隣の韓国では日本球界経験者も引退の危機となっている。楽天にいたキム・ビョンヒョン(KIA)はチームの保留者名簿から外れることが決定的となった。

 
映像:福留孝介に本塁打を打たれるキム・ビョンヒョン
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=v9OqTCqTRBk) 

今年37歳を迎えた彼は悔しいシーズンを過ごした。意気込んでいたが、春季キャンプの時点でチームから離脱していた。その原因は盲腸の手術だったという。無事に治療を終えても練習不足もあって力を発揮することができず、一軍登板はなかった。二軍では15試合に投げて1勝1敗 2ホールド 防御率7.36だった。

昨年オフ、チームには彼を含めて3人のメジャー経験者がいた。当時、世代交代をしようと彼ら全員を戦力外、または引退勧告をするつもりだったが、唯一キム・ビョンヒョンだけが残った。ネクセンから移籍してきても目立った成績を残せていなかったが、キム・ギテ監督はもう1度、選手としての機会を与えたという。

そして迎えた今季、その期待に応えることができずに戦力外となるようだ。過去はダイヤモンドバックスでワールドシリーズ、06年WBCにも出場して経験豊富な投手だったが、韓国に戻ってからはその輝きは戻らなかった。二軍を視察した首脳陣の話では以前より球速が10キロ落ちていたそうで上で投げるべきではないと判断されたのだ。

このままいけば引退もありうる。チームメイトになったイム・チャンヨンのように前年にタイトルを獲得しているのなら移籍もあるが、キム・ビョンヒョンには何もない。現地では「練習中毒者」と言われるほど熱心でまじめな選手として評価はされてはいるものの、自分のスタイルにこだわり過ぎるという指摘もされている。
たとえ、態度がよくても数字が残せないのでは厳しいだろう。

日本でも一軍登板がなかった元メジャーリーガーも野球人生の岐路に立った。アメリカ時代に見せたアンダースローからの投球はもう見ることができないかもしれない。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=421&aid=0002383717

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