念願の対戦へ。
昨日10日から侍ジャパンの強化試合が始まった。まずはプレミア12でも対戦したメキシコを迎え撃つ。1戦目は敗れたが、本日11日の2戦目は11対4で勝利した。自身も少しだけ現地にいたが、いくら本番ではないとはいえ、満員にならない残念さを感じた。やはりチケットが高い。
来年3月の開幕に向けていよいよ各国も少しずつ動いている。韓国代表は先に最終メンバー28人を発表した。その目的は対戦相手の戦力分析に時間をかけるためだ。その一方で同じく一次ラウンドで激突する台湾代表はまだ決まってはいないが、チームのキーマンになりうる選手が大会への思いを話した。
そう、FA宣言をしたばかりの陽岱鋼(日本ハム)だ。彼は先日、母国・台湾に帰国して静養中だ。本日11日は改めて帰国会見を行い、今季を振り返った。その中でWBCについての話題も出たのだ。
帰国直後の時には「選ばれたら頑張る」と出場に対して肯定的な発言をしていた。実際、公開された50人の選手候補リストに彼の名前が入っていた。本人が8月の試合中に負った助骨骨折の影響がなく、体調が万全ならば問題なく選ばれるだろう。
記者会見の中で陽岱鋼は以前と比べてより大会参加にとても意欲的な様子。台湾代表が臨む一次ラウンドの開催場所は韓国・コチョクスカイドームだ。台湾では試合をしないため全試合が場所的に「ビジター」となってしまう。普通なら不慣れな環境で不安なことがあるのでは、と思うがむしろ彼はそれを楽しんでいるようだ。
「まだ韓国に行ったことがないので、ぜひ行ってみたい。韓国の選手は負けられない、と闘志むき出しで挑んでくる」
これは台湾人記者の友人から聞いた話だが、台湾も日本と同じで韓国に対しては全力で勝ちに行くという。逆に日本に対しては少し後ずさりをしてしまうようだ。10日に発表された試合日程では台湾は韓国と3月9日に対戦する。直接対決の前にイスラエルやオランダに勝たなければならない。
陽岱鋼がいれば野手陣はとても心強い。しかし、逆に投手陣が弱いと言われているため心配な面もある。まだ最終の28人は決まってはいないものの、彼がいるかいないかではチームの士気にも大きく影響するだろう。
今回、このような発言をしたことでチームに希望が見えた。後は監督の郭泰源の決断次第で大会出場が決まる。その時が楽しみだ。
出典元:
http://sports.ltn.com.tw/news/breakingnews/1883935