来季も同じ場所で。
プロ野球はオフシーズンに突入し、FA選手との交渉や助っ人選手の去就が気になる時期となった。本日15日はマウロ・ゴメス(阪神)やアンソニー・バース(日本ハム)の退団が発表されるなど日々、球界は動いている。
その一方でお隣の韓国でも日本同様に成績不振だった助っ人は去り、新たに選手の入れ替えを行うなど既に来季への戦いは始まっているようだ。もちろん、一定の結果を残した者は残留することができる。果たして、今季途中に韓国に帰ってきた日本球界経験者はどうなるのだろう。その1人がアンディ・バンヘッケン(元西武)だ。
春先は西武の先発左腕として期待されていたバンヘッケンだったが、フタを開けてみるとまったく勝つことができなかった。登板数もわずかに10試合、0勝4敗 防御率6.31と本来の力を発揮せずに7月途中で退団となった。その後は韓国・ネクセンに出戻りとなり、一軍での復帰登板では勝利。シーズン終了までローテーションの一角を担う活躍をした。古巣では12試合で7勝3敗 防御率3.38だった。
加入は途中からでもチームにとっては大きな貢献をしたバンヘッケン。これには球団側も再契約のオファーをすることだろう。37歳と選手生活としては佳境に入ってはいるものの韓国ではフォークが冴え、パワー自慢の韓国人打者達を抑えていった。彼が復帰する際にはキム・ギョンヨプ監督は「エースの存在が必要だった」と喜んでいたという。
当の本人も「来季もネクセンでプレーしたい」と希望している。これが実現するためにはまず、球団から再契約オファーを受けなければならない。以前にもこのチームに在籍していたときは早めの段階で契約が済んでいたそうだ。ちなみに12年と13年オフは11月中旬から下旬、14年は12月初旬までには残留が決まっていた。
そのほか注目を集めるのは来季の年俸。途中入団した今年はなんと年俸なしでインセンティブの10万ドルだけの契約だった。さすがに来季も残るのならば今季同様とはいかないだろう。ちなみに15年の年俸は65万ドルだった。この金額はその前年に20勝を挙げていることで大幅にアップしたものだ。ちなみに14年は35万ドル。
彼は既にチームの雰囲気にも慣れており、愛着もある。カネよりも自身のを優先するとみられており、交渉はすんなりと進むことだろう。
出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=410&aid=0000361879