時代の終焉。
本日11月25日、日本球界ではベストナインの発表があった。大谷翔平(日本ハム)が投手と指名打者での両方で選出されたのだ。約80年を誇るプロ野球の歴史においてに二刀流は存在したが、ベストナインを投打で受賞した者はいない。それもそのはず。今夏に選出規定を変更したばかりなのだから。彼はまた1つ新たな伝説をつくった。
華やかな大谷の存在。その裏で韓国では1つの時代を告げる出来事があった。それは「韓国のイチロー」と謳われたイ・ビョンギュ(元中日)が現役引退を表明したのだ。
映像:今季初打席に立ったイ・ビョンギュ
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=ELQfVV8w3zc)
イ・ビョンギュは現在42歳。40代を迎えた今でも自慢のバットコントロールは健在で去る14年には通算2000本安打も達成した。しかし、今季はチームの若返り政策もありなかなか一軍には呼ばれなかった。初打席は本拠地・チャムシル球場でのレギュラーシーズン最終戦まで延びたのだ。
2死一・二塁の場面で代打として打席に立った彼は左安を放った。これで今季初打席で初打点か、と思われたが残念ながら二塁走者がホームでアウトとなり打点は記録されなかった。それでもわずか1打席のみとはいえ、打率10割でシーズンを終えた。
その後は去就が注目されていたものの、結局は引退という決断に至った。07年から3年間は中日にも在籍していたこともあるため日本のファンにも馴染みがある打者だ。ちなみに韓国ではLGツインズ一筋17年プレー。そのうち9度の打率3割、シーズン100安打以上は12回を数え、球界を代表するアベレージヒッターの地位を築いた。
今年はほぼ二軍にいたが47試合に出場して打率.401とまだまだ引退するような成績ではなかった。しかし、チームの若返り方針に大きく影響された形となってしまい、来季の一軍出場も確約できない状態にあった。プロとしてはここが引き際だと考えたのだろう。
日本では不本意な成績に終わったが、こうして知っている選手が球界を去るのはさびしい。数年後、韓国代表の打撃コーチとして日本代表と戦うその日を期待したい。韓国球界はまた新たな時代に突入する。
出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=241&aid=0002616619