大きく揺れる球界。
昨日25日から台湾でウインターリーグが始まった。今年から日本はイースタンとウエスタンに分かれ、2チームが参加する。
他にも前回優勝のアマチュア台湾代表やリベンジに燃えるCPBL選抜など以前よりも戦力強化して試合に臨む。
その台湾球界にまた激震が走った。今年、前期優勝を果たした中信兄弟の呉復連監督が解任された。
写真:前期優勝を果たした中信兄弟
呉復連監督は呉念庭(西武)の父親。現役時代は兄弟エレファンツの二塁手としてチームを牽引していた。先日の巨人とのOB戦にも2番打者として出場していた。
今季、LamigoモンキーズからFA宣言した林智勝(リン・ヂィーシャン)を獲得。トリプルスリーを達成した打者を補強したことで優勝が確実視されていた。
その証拠に開幕からわずか10数試合でチーム100得点を記録する強力打線を形成し、前期は2位と7ゲーム差をつけて独走優勝を飾った。
後期は惜しくも2位と完全優勝とはならなかったが台湾シリーズには出場。チームは2連勝したものの、その後は4連敗と散った。この事が原因での解任だろう。
今回のように同年に優勝経験をしながら監督が代わるのは初めてとなる。ただし、辞めるのは彼だけではない。一・二軍合わせて6人のコーチも退団となった。
この首脳陣大刷新についてオーナーの楊培宏氏は次のように話している。
「2週間前から指導者の交代を考えていた。やはり、台湾シリーズを制覇できなかったことが原因だ」
後任監督としてメジャー経験者を探しているという。いくら台湾シリーズで勝てなかったとはいえ、前後期で好成績を残した監督を解任させるとは疑問だ。
果たして今回の決定が吉と出るか、凶と出るかは来年にわかるだろう。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/818189