【決断】メジャー移籍を目指したキム・グァンヒョン。SK残留が決定

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夢よりも現実。

メジャーリーグでは近々、トレードやFA市場に関して各球団が話し合いの場を設けるウインターミーティングが行われる。これはアメリカ国内の選手のことだけではなく、大舞台を目指す世界中のプレーヤーの獲得についても議論される。 12月初旬の4日間で開催され、この会議を通じて移籍先が決まるケースが多いという。

日本球界では今から大谷翔平(日本ハム)のメジャー移籍に関することが話題となっている。来季はまだ日本にいるというのにまるでアメリカ行きが決まったかのような内容が多い。もちろん本人に行きたい気持ちがあることは入団前から知られていること。しかし、確実と言われていることでもまだ未来の話であって現段階のことではない。

お隣の韓国で大舞台を目指すと言われていた選手がその夢を封印した。それは今季通算100勝を達成したキム・グァンヒョン(SK)だ。

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写真:プレミア12開幕戦の日本戦で先発したキム・グァンヒョン

彼は北京五輪やWBCなどで何度も日本と対戦している。最近では昨年のプレミア12でも投げていたが、序盤でKOされている。そんなキム・グァンヒョンは以前からメジャー移籍を望んでいた。

14年オフにはポスティングシステムを利用して夢を実現しようとした。パドレスから入札があったが、その金額に納得がいかずに断念したことがある。今回は海外FA権を取得して全30球団と交渉できる身分となり、代理人を通じて移籍先を探していた。だが再度、夢を封印することになった。本日29日、SKと4年85億ウォンで契約を結んだ。

現在所属しているSKは来季から新監督としてトレイ・ヒルマン氏(元日本ハム監督)を迎えた。日本での実績はもちろんのこと、メジャーでも指揮を執った経験もあることから海外の野球を熟知している点が評価されての抜擢だ。チームが新体制になったことから左腕エースの心が揺れ動いたのではないか、という話もある。

今季は11勝を挙げて4年連続2桁勝利を達成したが、昨年よりも成績は落ちている。シーズン中はヒジの調子が悪かった話もあるものの、なんとか10月までプレーを続けた。彼の投球にはメジャー球団のスカウト達も注目し、韓国に足を運んでいたという。故障気味も原因だとは思うが、あまりよい評価を得ることができなかったようだ。

これでまた1人、所属先が決まった。来日の可能性もあっただけに残念だが、引き続きSK投手陣をけん引してほしい。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=241&aid=0002617962

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