【ウインターリーグ】日本球界復帰を目指す李杜軒。本塁打でアピール

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復帰へ、アピール。

現在、台湾で行われているアジアウインターリーグも後半戦に入り、そろそろ順位が決まってくる時期だ。日本から参加しているイースタン選抜は4位。一方のウエスタン選抜は1位と明暗が分かれている。日本2チームの圧勝ではつまらないため、韓国や台湾、欧州の奮闘ぶりは嬉しい。ちなみに韓国は2位、アマチュア台湾代表は3位、欧州は4位で台湾プロ野球は最下位だ。

昨年は優勝したアマチュア台湾代表はここまで4勝4敗の勝率5割。まわりはほぼプロで固められている状況ながらも善戦を続けている。選手の入れ替えはあるものの、ほとんどの選手達は国際試合を数多く経験している。去る9月に行った日本遠征にも参加していた選手もいる。実践経験が豊富のため、どのような相手でも対応ができるのだ。

選手の入れ替え、といえば台湾代表の中に日本でも馴染みある選手がいる。それが李杜軒だ。

 
写真:李杜軒のプロ初本塁打
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=Vx6T3Q-NUZM) 

李杜軒は今季、主にソフトバンク二軍でプレーしたが、成績は41試合に出場して打率.191 本塁打0 打点8だった。戦力豊富なチーム内では一軍に昇格することができず、今オフに戦力外になっていた。

退団後はウインターリーグに参加し、日本球界復帰を目指すと表明していた。12月になってからアマチュア台湾代表のメンバー入り。背番号5を付けてアピールをしている。このリーグは主に若手選手の武者修行の場とされているが、こうしたベテラン選手の調整も兼ねている。昨年は陽耀勲(Lamigo)も参加していた。

9日夜に行われた欧州選抜戦で李杜軒が輝いた。9回裏を迎え4対5の劣勢だったアマチュア台湾代表を救った。この回の先頭打者として打席に立ちライト方向に同点弾を放った。ウインターリーグでは延長戦がないため、このまま試合終了となった。

今季はケガの影響もあり不本意な結果に終わった李杜軒。目標としている日本プロ野球復帰に向けてこの試合はよい機会となる。イースタンとウエスタンの2チームが参加していることもあり日本球界関係者が数多く台湾にいる。果たして今回の本塁打を誰かが見ているのだろうか。

打った本人は試合後に「1点負けていたので直球を狙っていた」と意気揚々に話していた。これまで3試合に出場し、4打数2安打1打点。現在発表されている日程で残り5試合だ。これからの戦績によって試合数が増える可能性があるため、まだまだ彼のプレーを見ることができる。

李杜軒にとって野球人生を懸けた試合がこれからも続いていく。夢を実現できるかどうか、1つ1つのプレーに注目だ。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/827005

 

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