とにかく残念。
韓国から残念なニュースが飛び込んできた。昨日9日に横浜DeNA入団が報じられたヤン・ヒョンジョン(KIA)の残留が決まり、来日しないことになった。最速152キロ左腕の入団に心踊らせていたが、わずか1日でその喜びが消えてしまった。
映像:KIA残留が決まったヤン・ヒョンジョン
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=2ZbiVxiP0tU)
ヤン・ヒョンジョンはKIAのエースとして長年活躍してきた左腕。日本メディアでは「韓国No1左腕」と持ち上げられるが、キム・グァンヒョン(SK)やリュ・ヒョンジン(ドジャース)など先発左腕が育つ傾向にあるため、誰がNo1投手なのか優劣がつけられない。
今季は10勝12敗 防御率3.68の成績。打高投低の韓国球界においてこの数字は及第点ではないか。負け越しているのが気になるが時には調子が悪いシーズンもある。過去2年、阪神が獲得に乗り出すと年末に騒いでいたが実現に至らず、昨日の横浜DeNAの獲得報道には驚いた。
現地記事によれば交渉が行われていたことは事実だが、入団か否かの決断は9日時点ではまだ球団側に伝えていなかったという。返答期限は本日10日。最終的には家族とも相談してKIA残留に至ったそうだ。
ヤン・ヒョンジョンは残留に関して次のように言っている。
「日本に行かないことにした。韓国に残るし、どこのチームにも行くことはない。ずっとKIAでプレーする」
横浜DeNAが提示した条件は公開されていないが、本人にとっても好条件だった。結局は入団しないことになったが、球団に対して感謝とお詫びの言葉が添えられていた。
日本のファンにとって残念な結果になったが、入団目前の状態まで至っていたのは確かだ。KIAに残ることになったものの、同チームにはイム・チャンヨンやイ・ボムホといった日本球界関係者もいる。これも何かの縁だ。応援するのもよいのではないか。
このままでいくと来年3月のWBC韓国代表に選ばれる。既にキム・グァンヒョンが肘の手術のため、投げることができなくなった。 となればヤン・ヒョンジョンはエースとして出場することになる。もし、日韓両国が一次ラウンドを突破できれば東京ドームで彼の姿を見ることができるかもしれない。
日本のチームにはいないが、ヤン・ヒョンジョンの投球をみる機会はいくらでもあるのだ。
出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=011&aid=0002934428