【新たな未来】日本・韓国・台湾によるプロ交流戦を計画中

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少しずつ動くアジア。

本日13日、中国で行われていたU12アジア選手権は日本が韓国を4対1で下し、5戦無敗で優勝を飾った。上位は日本・韓国・台湾・中国といわゆるアジア4強が占め、コールドゲームは全20試合中、9試合を数えた。それでもパキスタンが韓国と対戦して敗れたものの、3対5と善戦した。少しずつではあるがアジア球界全体のレベルが上がっているのではないか、と嬉しさを感じた。

近年では年代別に代表チームをつくり、野球界全体の底上げを狙っている。国際大会への出場は選手達にとって貴重な実践経験の場であると同時にファンにとっては世界中のプレーヤーの様子を見る機会ができる。こうして野球の輪は世界中に広がっていくのではないか。

国際試合の開催、という面はどの国でも多ければ多いほど実現させたいものだ。台湾で行われているウインターリーグの裏側で日本・韓国・台湾の球界関係者達が集まって交流試合の開催に向けた会議をしたという。

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その会議の中で台湾プロ野球の秘書長を務める朱康震氏は「将来的に日本・韓国・台湾のプロチーム同士が対戦できる試合をしていきたい」と話した。これが実現すれば13年を最後に開催中止となったアジアシリーズに近いイベントが復活する。

今年開催された交流試合といえば去る3月の侍ジャパン 対 台湾プロ野球選抜が記憶に新しい。ナゴヤドームと京セラドームでそれぞれ1試合ずつ行われ、多くのファンが球場に足を運んだ。自身も参戦して球場内を散策していると中には台湾を応援する日本人もおり、試合だけではなくファン同士の交流も見受けられた。

来年3月にはWBC本戦が控えている。侍ジャパンは大会直前の2月に再度、台湾プロ野球選抜と対戦する予定だ。もちろんこうして台湾との試合もよいのだが、韓国も仲間に入れてほしい。最近では日韓クラブチャンピオンシップがあったが、交流戦という位置づけではなかった。

議題に出た交流戦の開催目的は若手選手に国際試合の経験を積んでもらうためだという。今ではWBCが来年を最後になくなる噂もあるため、日韓台の球界関係者はできるだけ多くの国際試合を組める形を目指している。

また、話し合いの中では毎年開催場所を日韓台でローテーションするという案が出た。アジアシリーズでは始まった05年から08年まではすべて東京ドームだった。その後、一時の中断を挟んで復活した11年からは台湾→韓国→台湾と場所が変わっていた。

ほかに気になるのは開催時期だ。現行のままではシーズン開幕前の2月か3月、もしくはオフの11月頃と時期が限られてしまう。既にペナントの日程が発表されていることもあり、変更は難しい。詳細決定はこれからになるが、交流戦をするからには罰ゲームと言われないようにしたいものだ。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/828298

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