まだまだ夢は続く。
先日、日本ハムからFAとなっていた陽岱鋼の巨人入りが決まった。現在発表されている予定によれば明日19日に入団会見が行われる。来年からリーグが変わり心機一転、新人のリャオ・レンレイとともに巨人でも台湾旋風を巻き起こしてほしい。
その一方で日本で活躍した台湾人選手は彼だけではない。独立リーグに目を向けてみると愛媛マンダリンパイレーツにも陽建福(ヤン・チェンフー)という投手が在籍し、チームの優勝に貢献した。
映像:8月20日の香川戦に登板した陽建福
(映像:You tube https://www.youtube.com/watch?v=AMlQ_CZyxpY)
今年4月に愛媛に入団した陽建福は140キロ台のツーシームを主体にスライダーとチェンジアップで打者を打たせてとる投球が武器だ。 以前は台湾プロ野球で13年プレーした経験があり、興農ブルズ時代には正田樹や高津臣吾とチームメイトだった。愛媛での成績は19試合に登板し2勝2敗 6セーブ 防御率2.53だった。
シーズン終了後は台湾球界復帰を目指すため自由契約となった。その後は徳島インディゴソックスに所属していた張泰山と共に中国を訪れ、指導者講習を受けたという。現在は台湾に戻り、チームからのオファーを待っている状態だ。
本日18日は高校のOB戦に参加。彼の母校である高苑工野球部OBには蕭一傑(元阪神)やインチェ(元楽天)らがおり、数多くのプロ選手を輩出している名門だ。陽建福はこの日、三塁手として出場した。取材を受けた本人は球界復帰に向けて次のように話している。
「昨年は最速135キロだった直球も147キロまで回復した。希望は台湾球界復帰だが、もしそれが難しければ再び日本でプレーすることも考えている」
明後日20日は台湾プロ野球初となるトライアウトが開催される。場所は台中インターコンチネンタル球場だ。特徴的なのは台湾人選手だけではなく、海外出身者も参加できること。そのうち日本人受験者は11人でNPB出身者は西村憲(元阪神)と香月良太(元巨人など)が挑む。
陽建福は参加はしないものの、来年の春季キャンプまでをメドにオファーを待つ予定だ。だが、台湾は4球団しかないために日本よりも入団の可能性が低い。それでもひたすら待つしかない。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/831648