【新入団】韓国・NCがイチローの同僚を獲得。その名はゼイビア・スクラッグス

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怪力男の後釜に。

プロ野球のオフシーズンは補強の季節だ。FA宣言した選手の去就も見どころの1つではあるものの、どのような助っ人選手が入団するのかも楽しみだ。最近では現役のメジャーリーガーが入団する機会も増えてきており、スペンサー・バットン(横浜DeNA)やフィル・コーク(オリックス)、アレックス・ゲレーロ(中日)といった選手達が来年から日本でプレーする。

お隣の韓国では比較的3Aで活躍する選手を獲得する傾向にある。実績も大切だが、課題なのは新しい環境に適応できるかだ。適応できれば数字を残すこともでき、その実績を買われてメジャー復帰を果たすことも可能だ。今回、新天地に韓国・NCダイノスを選んだ助っ人選手の入団が発表された。その名はゼイビア・スクラッグスだ。

 
映像:メジャー初本塁打を放ったスクラッグス
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=_LQvhIrsQ08) 

スクラッグスは29歳の一塁手で今季はマーリンズでプレーしていた。シーズン中は主に3Aで活躍していたものの8月19日にメジャー昇格を果たし、その翌日の試合で初本塁打を記録した。この年は24試合で打率.210 本塁打1 打点5の成績を残した。オフにFAとなり、今回のNC入りが決まった。契約内容には年俸80万ドル、球団オプション20万ドルがついている。

NCといえば今年まで2年連続40本塁打を記録したエリック・テイムズが在籍。彼は来季からブルワーズでプレーすることが決まったため、チームは彼に代わる選手を探していた。 そこで白羽の矢が立ったのがスクラッグスだ。

球団幹部は「良いレベルスイングができるパワーヒッター」と高い評価をしている。今オフのチームの課題はテイムズの後釜となる選手の獲得だっただけにスクラッグスにかかる期待はとても大きくなっていく。メジャーでの通算成績は50試合で1本塁打だけだったが、マイナーでは337試合に出場して打率.271 本塁打56 打点194の数字を残している。彼の打撃成績で来季のチーム明暗が分かれると言ってもよいだろう。

韓国球界は日本と違って助っ人選手に対する見方が厳しい。少しでも不調に陥ったり、ケガでもするとシーズン途中でクビになってしまう。ただし野手の場合は打撃とは別の強みがあると残留できる可能性がある。 それにはアーロム・バルディリスの事例がある。彼はサムソンライオンズに在籍するもシーズン序盤からケガに苦しみ、二軍で過ごす日々もあった。普通ならば退団のはずだが、彼には日本でも評価されていた守備力と真面目な性格のおかげで8月までチームの中にいたのだ。

ちなみに今季までNCにいたテイムズは打撃と盗塁という2つの強みがあった。15年には40本塁打40盗塁という金字塔を打ち立て、メジャーだけではなく日本球界からも注目される選手になった。今回、彼に代わって入団したスクラッグスにも打撃と盗塁という武器があるようだ。

NCが期待するのは「打てて走れる4番」の存在。まさしくスクラッグスには適任のポジションだ。球団創設4年で韓国シリーズを制覇して急成長を続けるチームにとって来年は挑戦の年となる。果たしてテイムズの穴を埋める活躍はできるだろうか。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/index.nhn?page=2 

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