復活の日はあるか!?
今年の台湾プロ野球は新球団の富邦ガーディアンズを迎え、17年シーズンに臨む。とはいえ、前身の義大ライノズの選手達がそのまま所属するため、運営元が変わっても大きくは変わらない。
新たな門出となるチームがある一方で現役生活の岐路に立っている選手がいる。その1人が郭泓志(クォ・ホンツィ)だ。
写真:郭泓志
郭泓志は35歳の左腕で主にドジャースで活躍した元メジャーリーガー。10年に台湾人初となるオールスターに選出されるなど中継ぎ投手としてキャリアを積んだ。
13年から台湾・統一ライオンズと契約したものの今オフに戦力外になった。
統一では抑え投手として活躍。しかし、シーズン完走したのは14年のみでその年は50試合で27セーブを挙げた。今季は手術の影響で全休していており、一軍登板はこれまでわずか60試合だけだ。
彼は過去、7度の手術を受けている。選手としては致命的な回数ではあるが、台湾では逆境を乗り越えて這い上がる姿から「不死鳥」と呼ばれている。
今年は36歳となるだけではなく、シーズン中に登板できるかどうかも不安要素だ。統一を退団した後もリハビリに励んでいるが、去就は未定のままだ。他球団は郭泓志を獲得するかどうか慎重になっている。
そこで中信兄弟の楊培宏オーナーが口を開き、次のように話している。
「郭泓志は過去、何度も手術をしている。台湾に戻ってからは3年のうち1年しか活躍していないため、チームとしては獲得する可能性は低い」
一時期、郭泓志には打者転向の噂が流れた。打撃練習では大きな当たりを飛ばす場面もあり、指名打者として期待されていたこともあったのだ。
しかし、本人としてはあくまで投手としての復帰を望んでいる。まずはリハビリを完了させてマウンドに戻ることが先だ。
果してあだ名の「不死鳥」のごとく復活できるのか。現役続行か、それとも引退か。郭泓志にとって人生の分岐点だ。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/841112