支援第1弾、始動。
昨年末、NPBは今年秋にアジアシリーズを復活させる移行を示した。3月のWBC以降、19年のプレミア12まで国際大会の開催予定がない。そのため定期的な対外試合を実現するために考えられたものだ。
現在のところ日本・韓国・台湾とプラス1ヶ国の予定だが、継続するために将来的に多くの国に参加の機会を与えるべきだ。そのために各国の野球レベルを上げなければならない。
既に野球教室をはじめ普及活動を国内外で行っている韓国人がいる。それがイ・マンス氏だ。

写真:現役時代のイ・マンス氏
イ・マンス氏のことはこのブログでも何度か紹介している。主にラオスでの普及活動についてだ。元々はサムソンライオンズの捕手として韓国プロ選手創成期を支えた人物で、球界初の三冠王にも輝いている。
14年にSKワイバーンズの監督を退いてからは韓国とラオスを行き来して両国の野球レベルアップに尽くしてきた。韓国国内では全国80ヶ所を訪問したという。
そして新年を迎えた現在、野球レベルアップ支援第一弾として明日5日からアメリカに行くことになった。場所はカルフォルニア州オバインだ。そこは多くの韓国人が暮らしているところのようで現地在住のプレーヤー達を指導する。
なぜアメリカに行くのか。イ・マンス氏は現役引退後、インディアンズ1Aでコーチ研修を受け、後にホワイトソックスでブルペン捕手とコーチを務めた経験がある。つまり一時期を過ごした地に野球で恩返しをしようという訳だ。
元々、野球に恩返しをしたいと考えており韓国・ラオスでの活動をはじめ、国内外関係なく後進の指導に積極的だ。以前は自身のCM出演料を野球発展のために全額寄付したこともある。
ちなみにアメリカ行きの航空券やホテル代はすべて自費だという。野球のためになるのなら出費は障害でも何でもないようだ。
アメリカから帰国後はオーストラリアや日本でも同様に選手達を指導する。対象は幼少年が中心なるものの、底上げを目指すことには変わりはない。
日本でも積極的に国内外で野球発展に寄与する元プロ選手が出てきてほしい。
出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=241&aid=0002628155