救世主の長身投手となるか!?
日本の春季キャンプが近づき、選手の自主トレや新助っ人の獲得報道がされるようになった。去る11日、日本ハムがインディアンズからエドウィン・エスコバーの獲得を発表。24歳のメジャー経験者が早い時期に異国のプロリーグに挑戦する決断には驚いた。まずは環境に慣れるところからのスタートになるがぜひとも力を発揮してほしい。
その一方でお隣の韓国でも各球団が助っ人選手の補強に奔走している。特に最近、現地で話題となっているメジャー経験者がいる。それはハンファイーグルスが獲得したアレクシー・オガンドだ。
映像:レンジャーズ時代のオランド
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=bVzRKBL-Eow)
オガンドは33歳の中継ぎ投手で193センチの長身から150キロ超の直球を投げる。過去、ダルビッシュ有(レンジャーズ)や上原浩治(カブス)、田澤純一(マーリンズ)と日本人選手ともチームメイトでご存知のファンもいるのではないだろうか。昨年はブレーブスに所属で36試合に登板して2勝1敗 防御率3.94の成績を残していた。
ハンファは他球団と比べて助っ人選手の獲得に慎重な姿勢を見せており、なかなか正式発表がされなかった。そこでやっと見つけてきたのがオガンドだった。経歴を調べてみるとメジャー7年間で33勝を記録しており、実績がある選手だった。ここ3年間は中継ぎだが、11年には先発として13勝を挙げている。
ちなみに年俸は180万ドルでこの数字は現時点で契約を終えた助っ人選手の中では1番だ。昨シーズン22勝を挙げたダスティン・ニッパート(トゥサン)の契約がまとまっていないため変動する可能性もあるが、 現在ではオランドが高い評価を受けているのだ。
やはりこれから問題となってくるのはオガンド本人の環境適応だ。チームを率いるキム・ソングン監督のシーズンの闘い方は主に前半戦に重点を置く。つまりできるだけ最初のうちに他球団との差を広げておいて後半にはチーム全体に余裕を持たせるようにしているという。
助っ人選手側にしてみるといきなり最初から厳しい立場に置かれることになる。シーズンが始まってからすぐにある程度の数字を残さなければクビとなるのだ。過去を振り返るとナイジャー・モーガン(元横浜DeNA)は開幕から1ヶ後の5月に退団。わずか10試合で打率.273 本塁打0 打点5の成績だった。また、アレッサンドロ・マエストリ(元オリックス)は9試合で2勝2敗 防御率9.42と前半戦途中の6月にチームを去っている。
33歳のオランドの起用法はまだ明かされていないが、180万ドルを支払っていることもあり先発としてプレーするのではないか。チームとしては07年を最後にポストシーズンに進出しておらず、低迷が続いている。果たして韓国球界のオールドルーキーはその名の通り「助っ人」なれるのだろうか。
適応すべきところは数多くある。1日でも長くプレーするためにはまずは監督と反りが合うかどうかだろう。
出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=119&aid=0002162489