【去就決定】イ・デホがロッテジャイアンツ復帰

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去る者いれば戻る者あり。

最近の野球界は世界の至るところで動いている。侍ジャパンと台湾代表は3月のWBCに出場する選手の27人、もしくは28人を発表した。韓国は選手の入れ替えをしているものの、昨年11月には最終メンバーを決めており準備を進めている。韓国と台湾は海外合宿を通じて本番に備えるが、日本は壮行試合以外は特に目立ったことはしない。果たして大会を勝ち抜けるのか。

その警戒すべき韓国では朝からビッグニュースが飛び込んできた。昨年、マリナーズに所属したイ・デホが古巣のロッテジャイアンツに復帰することになった。

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写真:イ・デホの古巣チーム

昨年、メジャー挑戦のためにソフトバンクを退団してアメリカに行った彼はマリナーズに入団。主に左投手が相手のときの出場が多かったが107試合で打率.253 本塁打14 打点49の成績を残した。オフにはFAとなり、アメリカ・韓国・日本の選択肢の中で移籍先を模索していた。日本は千葉ロッテや楽天がオファーしていると報じられていた。

以前からイ・デホは1人の野球選手としてレギュラーで出場機会を得ることができる場所に行きたいと希望していた。また、海外で暮らす家族の心身的な負担も考慮して韓国ではロッテジャイアンツに戻ってくるのではないか、という予想がされ、これが現実となった。ちなみにチームには6年ぶりの復帰となる。ちなみに4年150万ウォンで契約を結んだ。

この決断をした理由としては「メジャー挑戦という夢を叶えたし、残りの野球人生を古巣のチームメイト達と過ごして優勝したいと思ったからだ。アメリカに行っても変わらずに自分のことを応援してくれたファンに会うことができるのは懐かしい気持ちになる」と話している。

ロッテジャイアンツはサムソンライオンズと並んで韓国プロ野球が開幕した82年から現存するチームではあるが、韓国シリーズを制したのは84年と92年の2回しかない。その後は99年に再出場を果たすも敗退、00年代は上位に入れてもプレーオフで負けており最後の大舞台から遠のいている状態だ。近年は低迷が続いており、4年連続Bクラスに沈んでいる。

イ・デホが所属していた当時は5年連続Aクラスという強さを誇った。チームは12年を最後に力を発揮できていない。このオフは三塁手のファン・ジェジュンがメジャー挑戦のために退団し、サンフランシスコジャイアンツとマイナー契約を結んだ。ちょうどチームの主砲が入れ替わった。

自身は昨年7月に釜山・サジク球場に行った。試合前に球場周りを散策しているとイ・デホのユニフォームを着ているファンを多く見かけた。この地はロッテの本拠地であることに加え、イ・デホ本人の故郷でもある。この訪問では彼には根強いファンがいることを知る機会になった。

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写真:イ・デホのユニフォームを着るファン

今回の4年契約は故郷の球団で野球人生を終えることを意味する。本人の口からも「古巣で優勝したい」という意思表示もあり、もう日本球界には戻ってこない。しかし、3月のWBCで韓国代表が一次ラウンドを勝ち抜けば東京ドームで彼のプレーを見ることができる可能性がある。正直、日本ラウンドよりも韓国ラウンドのほうが激戦になるだろう。参加国は韓国・台湾・オランダ・イスラエルだ。

またイ・デホの打棒を日本で見たかったが、それが叶わず残念だ。しかし、飛行機で1時間から2時間ほどで釜山に行くことができるため、決して訪問できない場所ではない。後は時間とお金と気力に相談だ。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=011&aid=0002963401 

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