帰ってきた経験者。
開幕まで1ヶ月をきったWBCは全16ヶ国の出場選手が発表された。アメリカやドミニカなど超豪華メンバーで我が侍ジャパンにとって厳しい闘いが待っていることだろう。 自身としてはせめてアメリカラウンドまでは進出ほしいが、別に優勝はしなくともよいと思っている。小久保ジャパンがどこまでいけるか、それが見たい。
台湾代表は現在、豪州合宿を行っており現地で練習試合を行っている。本日9日に行われたゲームでチェン・グァンユウ(千葉ロッテ)が中継ぎとして登板し1回1失点の成績だった。こうして日本組が奮闘している情報を聞くと応援したくなる。
日本組、といえば台湾球界にNPBを経験した助っ人選手がやってきた。クリス・セドン(元巨人)が富邦ガーディアンズに入団することになったのだ。
映像:来日初勝利となったセドン
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=GsHuFaPIPYg)
セドンが日本にいたのは14年の1年間のみ。しかし、一軍初登板で15奪三振を記録して大きなインパクトを残した。 これは球界史上初の数字だったが、それ以降は投球もパッとせずにオフに退団となった。わずか10試合で4勝5敗 防御率4.67と不本意の結果に終わっていた。
退団後は台湾・Lamigoモンキーズに移籍。4月からの入団も先発ローテーションの一角として約2ヶ月で4勝を挙げた。だが、急に古巣の韓国・SKワイバーンズに移籍が決まり、台湾を離れることになった。7月に復帰したSKではキム・グァンヒョンとともに先発陣を支えて7勝を記録した。
翌16年も同様にローテーションを担って5勝を挙げるも不振により6月で退団が決まった。その後はどこのチームでもプレーしていなかったようである意味、行方不明となった。そして今回の富邦入りで約2年ぶりの台湾球界復帰だ。
富邦はこれまでの義大ライノズから球団名が変更になった新チームだ。基本は義大の選手達がそのまま在籍していることになり、大きな戦力ダウンにならない。補強するとしたら初めてのプロ野球経営となる富邦関係者のアドバイザー、もしくは先発左腕だろう。その足りないピースにはセドンが選ばれた。
現在の台湾球界では昨年打率4割を達成した王柏融(ワン・ポーロン/Lamigo)をはじめ蔣智賢(チェン・チーシェン/中信兄弟)など強打の左打者が揃っている。セドンは以前に台湾球界を経験していることもあり彼らの特徴をわかっていることも大きな強みだ。まだ本人からは入団のコメントはないが、これまでの経歴をみてもアジア球界には人気の投手なのか確かだ。
台湾には3月1日にやってくる。巨人時代のような最初だけ大きなインパクトを残すだけの投手で終わってほしくない。それでも日本を離れて3年経った今でも彼の投球は鮮明に残っている。果たして新球団のスタートを支えることができるのか期待したい。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/863532