これが本当の姿!?
今年も昨年に引き続き石垣島にやってきた。その目的は千葉ロッテとLamigoモンキーズによる交流戦を観戦するためで相手が台湾チームとなればいくしかない。
ニコニコ動画で試合中継がされたため、こちらでは試合詳細は書かないが10対4でLamigoが逆転勝ちを収めた。本日の主役は昨年打率4割を記録した王柏融(ワン・ポーロン)だろう。本塁打2本を含む猛打賞の活躍で第一戦をモノにした。
2年連続の開催となった「アジアゲート交流戦」は千葉ロッテのキャンプ地・石垣市民球場で本日・明日の2日間で行われる。昨年は1勝1敗の引き分けに終わっており、どちらが通算成績で勝ち越すことができるかが1つの注目ポイントだ。
Lamigoには王柏融をはじめ、陽耀勲や王溢正など日本に馴染みのある選手が在籍している。チームとしては千葉ロッテのほかにも巨人ともつながりをもっており少しずつ日本球界との関係性が強まっている。日本人選手はいないが、今年から杉山賢人氏が二軍投手コーチに就任した。ちなみに2月からは桃園国際空港から球場直通の地下鉄が開業したことでアクセスがよくなった。
試合前には両チームのチアガール、マスコットとの記念撮影会が行われた。これはスマートフォンやカメラを持っていれば誰でも参加が可能。中にはLamigoのチアガール「LamiGirls」と顔なじみのファンもあり、再会を喜ぶファンの姿があった。
Lamigoに限らず台湾プロ野球の魅力の1つはチアリーダーにある。彼女達が登場するだけで周りにいたファンが持っているシャッターのスピードが格段に速くなるのだ。実際に試合中でも野球そっちのけで写真を撮っているファンの姿も多く見受けられた。自身もその中の1人ではあったものの、興味を持つことがはじめの一歩であり球場に足を運ぶ人が増えればよいのだ。
野球以外の場面に目を向けてみると裏ではこのようなことをしている。
真ん中にいる男性は応援団長で阿誠さんという。試合ではファンを先導して選手の応援を盛り上げている欠かせない存在だ。このシーンではどのような話をしているのかは不明だが、こうし場面はなかなか見ることができない。
自身も昨年と同じく、Lamigoが陣取る三塁側にいた。様子を見る限りでは熱狂的な日本人のファンや初めて台湾野球を見るファンなど様々な人がいた。
Lamigoの応援は大きな音楽を流しながらそれに合わせて踊るというスタイル。ちなみに音楽は「夢花火」など千葉ロッテでも使われいるものもあるため馴染みがある。しかし、スタンドにいるファンの応援熱の差が気になった。もちろん、よく台湾野球を見ている人にとっては歌詞もわかるし、踊りもできる。その一方であまり見る機会がない人にとっては楽しい雰囲気とはいえ、よくわからない。
もちろん全員が踊る、ということはできない。せめて歌詞を解説した応援ガイドのようなものがあれば口ずさむだけでも応援に参加できるのではないか。本日はツアー専用席は別としてもその場所以外は熱の差がかなりあった。
それでも本塁打の場面は盛り上がる。Lamigoが8,9回合計で8点を奪い、気がつけば逆転していたのだから最後は大盛り上がりだった。
明日も本日と同じ対戦カードがある。もし「これを調査してほしい」というものがあればお応えしようと思う。