【17年WBC】韓国代表の4番は誰!? 候補となる3人の選手達

NO IMAGE

チームを引っ張るのは誰だ!?

先週は台湾・Lamigoモンキーズを見に石垣島に行ってきた。2年連続の開催となった「アジアゲートウェイ交流戦」は今年も1勝1敗に終わった。2日目は当初はLamigoの三塁側にいたが、途中から外野席に移動してのんびりと試合を見ていた。その際に現地で焼き肉屋を営んでいるファンと話す機会があり、その人は「こうして海外チームとの対戦は新鮮で面白い」と喜んでいた。

このように近年は期間は限られるものの、このように海外球団と対戦する機会が増えてきたことは少しずつ野球国際化に向けて動いている証拠だろう。既に各地でキャンプが行われており、日本球団をはじめ、韓国チームも混ざって練習試合を開催している。今年は韓国のチーム単体とは別にWBC韓国代表も来日中だ。

image
写真:プレミア12開幕戦でスタメン紹介されるイ・デホ

現在、沖縄で代表合宿を行っている韓国代表は投手・野手ともに汗を流している。先日は投手陣がブルペンに入り、エース候補のヤン・ヒョンジョン(KIA)やチャ・ウチャン(LG)らが調整を行ったが、キム・インシク監督によればあまり彼らの調子が上がってこないという。それもそのはず。ヤン・ヒョンジョンに関してはKIAのキャンプからの合流でほぼ休みなしの状態だったからだ。

その一方で野手についてはチームにとって嬉しい悩みがあるという。それは一体誰を4番打者にするべきかだ。

第一候補はプレミア12でも4番だったイ・デホ(ロッテジャイアンツ)で無事に所属先が決まったことで代表では心置きなくパワーを発揮することができる。プレミア12のときは準決勝の日本戦で逆転適時打を放ち、決勝進出に大きく貢献した。その時の活躍もさることながら日本・韓国・アメリカと3ヵ国でプレーした経験が1番の強みだ。 

第二候補はキム・テギュン(ハンファ)だ。日本を離れて6年経った今でも自慢の長打力は健在で昨季は全144試合に出場して打率.324 本塁打23 打点136を記録した。チームはなかなかポストシーズンに進出できていないものの、チームの中心として若手選手達をけん引している。WBCは皆勤賞であり大会の仕組みを熟知していることが大きいだろう。代表の打撃練習でも調子がよさそうだ。


映像:キム・テギュン
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=X9v3fRArsb8)

第3候補は今季FA移籍したチェ・ヒョンウ(KIA)だ。彼は昨年はサムソンライオンズに所属して首位打者と打点の二冠王に輝いた実績を持つ。また、二塁打など細かい打撃記録にも目を向ければ実に六冠王になったことになる。オフには日本球界挑戦の可能性もあったが、結局は韓国国内での移籍を選んだ。WBCではチュ・シンス(レンジャーズ)が参加しないこともあって長打を打てる貴重な左打者となる。


映像:チェ・ヒョンウ
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=0mLXUIYvCkQ)

後は起用法の問題でイ・デホとキム・テギュンは同じ一塁手のためにポジションが被ることになる。だとすればどちらかを指名打者にすればよいが、チェ・ヒョンウは左翼手ではあるが守備範囲が狭いことが難点のためにこちらも悩みの種となる。調子や守備力によってはチェ・ヒョンウも指名打者になる可能性もある。だとすればこの3人のうち誰かが代打待機だ。

どのような結果になっても強力な打線になるのは違いないだろう。これでカン・ジョンホ(パイレーツ)も入っていたとすればさらに恐ろしい。果たして弱いと言われている投手陣を自慢の打撃陣がカバーできるのか。そのカギは彼ら3選手にかかっている。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=032&aid=0002765384 

アジア野球カテゴリの最新記事