4年前の繰り返しか!?
いよいよ本日6日からWBCが開幕した。大会初戦は韓国対イスラエルだったが。初出場のイスラエルが延長戦で勝ち越し点を挙げて2対1と記念すべき初勝利となった。一方でAグループのホスト国だった韓国は地元声援の後押しも痛い敗戦となった。
試合はJsportsが生中継することもあってたとえ日本がでなくとも見ることができる。普段の国際大会ならば視聴率のことも考えて他国の試合はなかなか見ることができないが、ファンとしては嬉しい限りだ。本日の試合で登場したイスラエルはユダヤ系アメリカ人が多く、第2のアメリカ代表と呼ばれており、たとえ初出場とはいえ、決して侮れないチームだった。そんな彼らが勝利し、韓国メディアは今回の負けを「衝撃的な敗戦」と悔やんでいる。
試合後、キム・インシク監督が敗戦の原因を振り返り、次のように話していた。
「全体的に投手陣の制球が悪く、ボールが高めに浮いていた。そのため、四球を連発して相手に得点チャンスを与えてしまった。こちらとしても点数を奪うことができなかったのが痛い」
韓国代表はイ・デホ(ロッテジャイアンツ)やキム・テギュン(ハンファ)、オ・スンファン(カージナルス)、イム・チャンヨン(KIA)と日本に馴染みのある選手達が出場していた。しかし、延長10回に登板してイム・チャンヨンが四球で出した走者がホームに帰り、決勝点となってしまった。彼にとって第2回大会同様にまたしても大一番での敗戦投手という「汚点」がつく形となった。
その一方で打線は期待のキム・テギュンとイ・デホが揃って沈黙。5番を打ったソン・アソプ(ロッテジャイアンツ)こそ2安打を放ったものの、結局は1点止まりだ。8回の攻撃では勝ち越す機会があったものの、キム監督は代打を送り込むことはなかった。ちなみに控えていたのはチェ・ヒョンウ(KIA)と パク・ソクミン(NC)の球界を代表する左打者だったが、この試合で2安打と好調だったミン・ビョンホン(トゥサン)を打席に立たせた。その結果、三ゴロで打ち取られ、これで流れがイスラエルに傾いた。
たとえ敗れてもキム監督は相手のことを決して侮辱したりはしない。これは15年プレミア12のときも同じだ。今回のイスラエルについては「投手は予想以上の能力を発揮した。特に打者を追い込んだ後の勝負球がよかった」と称賛している。
明日は韓国代表にとって鬼門ともいえるオランダ代表との闘いが待っている。オランダはリック・バンデンハーク(ソフトバンク)の先発が濃厚だ。なぜなら彼は過去にサムソンライオンズに所属した経験があり、韓国人打者の特徴をよく知っている。また、野手陣も豪華でウラディミール・バレンティン(ヤクルト)やディディ・グレゴリアス(ヤンキース)、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)など名だたる選手達が集まっている。
13年大会ではオランダに負けた1敗のせいで早々と一次ラウンドで姿を消している。この悔しさを力に明日の試合に臨むことになるが、もしまた負ければ再び悪夢が待っている。必ず勝たなくてはならない相手だ。ちなみに勝利したイスラエルは台湾と対戦する。明日も目が離せない試合が盛りだくさんだ。
出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=241&aid=0002647928