【17年WBC】台湾代表が一次ラウンド敗退。未来のためにプロアマ関係の改善を

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同時に2ヵ国、散る。

開幕して3日経ったWBCはもうA組の上位2チームが決定した。開幕戦で韓国に勝利したイスラエルと本日、台湾にサヨナラ勝ちを収めたオランダが東京行きの切符を手に入れた。本日、台湾が敗れたことで韓国と共に早々と一次ラウンドで姿を消すことになった。

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写真:台湾代表の4番を務めた林智勝
(提供:キューバ野球オフィシャルカメラマン 大星勇樹さん) 

台湾は前日のイスラエル戦で15失点を喫して完敗した。先発だった郭俊麟(西武)が1回もたずに4失点で降板すると続くチェン・グァンユウ(千葉ロッテ)も2点を失って日本組がことごとく打たれた。しかし、台湾リーグでも打力自慢の選手達がじわじわとイスラエル投手陣を攻め立てるも7点止まりで敗退とはいえ、2桁失点はチームにとって大きな痛手となっていた。

そして迎えたオランダ戦。先発はソン・チャーホウ(楽天)だったが、3回1/3を投げて6安打4失点と現役メジャーリーガーを並べた強力打線を抑えることはできなかった。一方のオランダの先発マウンドは右腕のジェイヤー・ジャージェンス。彼は昨年まで統一ライオンズに所属していたこともあって台湾人打者の特徴を熟知していたことが大きな力となっていた。

この試合では張志豪(チャン・ズーハオ/中信兄弟)が5回に逆転2ランを放って一時期、5対4と台湾代表が逆転に成功した。しかし、ヤンキースの遊撃手であるディディ・グレゴリアスが4打数3安打3打点の大活躍をみせ、台湾の勝利を瞬く間に奪っていった。5対5の同点となる適時二塁打が飛び出した際にはすでに台湾ベンチは意気消沈していたのだ。

郭泰源監督は試合中、ずっとさえない顔をしていた。負けたとはいえ、韓国で試合をするまでのこの数か月は本人に大きな負担がかかっていたはずだ。これは采配の話ではなく、台湾内でのプロアマ双方の対立のことだ。

国際大会になると毎回のようにどちらが主導権を握るのか、という話になる。今回のWBCではアマ側が主導することになったためにLamigoモンキーズは選手を派遣しないと決めたのだ。これが理由で先日の侍ジャパンとの壮行試合で本塁打を放った王柏融(ワン・ポーロン)は出場できなかった。この影響もあって監督や選手選考などチーム編成にかなりの時間を要した。

監督については当初は別の人物が指揮を執るはずだったが、一言でいえば「ゴリ押し」で郭泰源監督がチームを率いることになった。 結局はプレミア12同様に投手編成に悩まされた。彼は王建民(ワン・チェンミン)をはじめとするアメリカ組に直接出場要請をするも事が上手く進まなかったのだ。

台湾では侍ジャパンのように代表常設化を目指している。そのためにまずはプロアマ関係を1日でも早く改善の方向に進んでいかなければならない。世界ランキング上では4位とはいえ、このまま国際大会で結果を残せない状態が続くとファンも離れていく。

するべきことが明確な台湾。もう東京に来ることができなくなったが、まだ韓国戦が残っている。台湾の先発はチェン・グァンユウ、一方の韓国はヤン・ヒョンジョン(KIA)だ。残念ながら敗れたほうは次回大会は予選からのスタートとなってしまう。 当ブログとしてはどちらを応援するべきなのか頭を悩ましてしまうが、好試合を期待したい。

郭泰源監督は「まだ私たちには試合ができる機会が残されている。韓国戦では全力で臨み、必ず勝ちたい」と意気込んでいる。まだ闘志は失ってはいない。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/880742 

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