いよいよ期待の助っ人登場!?
早いもので3月6日から始まったWBCも決勝ラウンドまで進み、日本・オランダ・プエルトリコ・アメリカがベスト4に進出した。ここまで侍ジャパンは6戦全勝。今朝行われたカブスとの練習試合で敗れたが、大きな問題ではない。
その一方で一次ラウンドで敗退した韓国や台湾ではシーズンに向けてオープン戦が始まっている。中でも韓国球界での注目は新助っ人の調子の具合だ。

写真:サムソンに入団したラフ
(出典:wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%95)
特に昨年リーグ9位と屈辱を味わったサムソンライオンズは監督が替わり、巻き返しの年となる。打線では首位打者と打点の二冠に輝いたチェ・ヒョンウがFAでKIAタイガースに移籍、イ・スンヨプは今季限りで引退することもあって長打を打てる打者の活躍が不可欠だ。
そのようなチームの穴を埋めるべくやってきたのはダリン・ラフだ。
ラフは30歳の一塁手でアッパー気味のスイングから生み出される長打力が武器。これまではフィリーズに所属し、ライアン・ハワードとレギュラー争いをしていた選手だ。結果的には競争に負けて左翼や右翼を守ることがあった。だが、あまり守備は上手くないようだ。
彼は12年に2Aでシーズン38本塁打を放ってチーム新記録を打ち立てた実績がある。それまでハワードが持っていた37本の数字を抜いたのだ。メジャーでは勝てなかったが、ここでは上の数字を残した。
オフには阪神の助っ人候補にも挙げられていたものの、2月にフィリーズを自由契約になると同時にサムソン入団となった。
チームに合流してから約1ヶ月が経った今、やっと本来の持ち味の打棒が復活したという。本日19日のNCダイノス戦で4番・指名打者として出場。本塁打を含む3打数2安打2打点の活躍をみせてチームに大きな希望をもたらした。
前日までは5試合に出場して17打数4安打で打率.225と低調だった。彼はアッパースイングでブルヒッターと思われがちだが、この日の本塁打は中堅方向、2安打目は二塁打となりその打球方向は一・二塁間を抜ける打球だった。右打者ということで形上は「技あり」の打撃だ。
対戦した投手は左腕ということもあり、1つのアピールポイントとも言えるだろう。チームを率いるキム・ハンス監督も「大振りをせず、シャープなスイングをしていた。心配はしていない」と太鼓判を押している。
サムソンとしては昨年、アーロム・バルディリス(元横浜DeNAなど)を獲得したが、度重なるケガで期待通りの活躍ができなかった。この失敗から慎重に選んだ助っ人だ。果たしてラフはチームの救世主となるのだろうか。
綴りは違うが名前が「ラフ(Ruf)」なだけに大雑把(Rough)なプレーをしないでほしい。活躍できれば来季、日本でプレーする道も開けてくる。
出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=109&aid=0003499290