出戻りは新天地かそれとも。
既に10月も後半となり各国ではポストシーズンが行われている。日本ではクライマックスシリーズ、アメリカではリーグ優勝決定シリーズ、韓国ではプレーオフといったところだ。本日10月21日、ヤンキース対アストロズの一戦はタイガースから移籍してきたジャスティン・バーランダーが7回無失点と好投して移籍後9試合で9勝を挙げるという驚異的な成績を残した。
こうしてメジャーリーグに限ったことではないが、上位チームは球界一を目指して秋の野球に臨み、それができなかったチームは来季に向けて動き出している。お隣の韓国球界では今季、メジャーに挑戦しながらも夢半ばにして戻ってくるのではないかと言われている選手がいる。それがファン・ジェギュンだ。
映像:メジャーデビューを果たしたファン・ジェギュン
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=w-FLUdXN8fo)
現在、サンフランシスコ・ジャイアンツに所属するファン・ジェギュンはメジャーデビューとなった日本時間6月29日のロッキーズ戦で本塁打を記録するという大仕事をやってのけたが、その後はパッとせずに18試合に出場して打率.154 1本塁打 5打点の成績に終わり8月からは3Aに降格していた。
その一方で3Aでは98試合で打率.285 10本塁打 55打点と1年目としては合格点といえる一定の成績を残した。今季のジャイアンツはナ・リーグ西地区最下位ということもあって出場機会があったがこのチャンスをモノにすることはできなかった。注目される今後の去就については本人は明言していないが、韓国報道では国内復帰するのではないか、という話が持ち上がっている。
もし復帰するのなら古巣のロッテジャイアンツが第一候補となるのだが、今年、最下位に終わったKTウィズに行く可能性が高いという。ファン・ジェギュンは三塁手であり、イ・デホがマリナーズに在籍していた昨年まではロッテの4番打者として背番号10を受け継ぎ、打線の中心として27本塁打を放った実績がある。もちろん彼が古巣に復帰するのならイ・デホと共に強力なクリーンナップを形成することができるが、なぜかKTと話がある。
KTの球団関係者は「ファン・ジェギュンは獲得候補の1人だ。まずは助っ人選手の交渉や獲得方針などが固まってから改めてこの話をしたい」と明言を避けている。報道では4年100億ウォンの契約を用意しているというものもあるが実際にはまだ検討中だという。チームの最優先事項としては打率.301 18本塁打 56打点の成績を残したメル・ロハスJr.の残留交渉だという。
ファン・ジェギュンについてはロッテ・ジャイアンツのほか、LGツインズも獲得に興味をもっているという。長打を打てる三塁手の存在はとても貴重であり、本人が国内復帰を望むならば争奪戦になる可能性が高い。果たして来季はどこのチームのユニフォームを着ているのだろうか。できればもう1年、メジャーにしがみついてほしいがその決断は本人次第だ。
出典元:
http://www.xportsnews.com/jsports/?ac=article_view&entry_id=905482&_REFERER=https%3A%2F%2Fsearch.naver.com%2Fsearch.naver%3Fwhere%3Dnews%26ie%3DUTF-8%26query%3Dktwiz%26x%3D0%26y%3D0