【今季逆襲】韓国・KTが歴代助っ人No.1投手のニッパードを獲得

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新年初めての動き。

1月4日、仕事始めとなった日はメジャーリーグからエリック・ホズマーの移籍情報が飛び込んできた。なんと7年契約でロイヤルズとパドレスの両球団が交渉していると報道が出た。まだ正式決定ではないが。現地ではこうした長期契約が普通の動でありアジア球界では難しいことだ。

お隣の韓国では歴代助っ人投手勝利数1位の94勝を挙げたダスティン・ニッパードが今季からKTウィズのユニフォームを着ることが決まった。契約金と年俸を合わせて100万ドルの契約となった。


映像:トゥサンのエースだったニッパード
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=4fj5h3U-_FQ)

ニッパードは02年のドラフト15巡目(全体459番目)でダイヤモンドバックスに入団すると05年にメジャーデビューを果たし、3試合で1勝を挙げた。その後は08年にレンジャーズに移籍し先発と中継ぎのスイングマンとして活躍した。メジャー通算6年で14勝16敗 防御率5.31だった。

その後は11年に韓国プロ野球のトゥサンベアーズに入団した。身長203センチの角度ある直球は韓国人打者にはとても脅威で次々と勝っていき、移籍初年度でいきなり15勝を挙げた。この年から4年連続2桁勝利を記録し、トゥサンのエースに君臨、16年には22勝3敗 防御率2.95で最多勝や最優秀防御率、リーグMVPも獲得した。

昨年ももちろんエースの働きを期待され、最終的には30試合に登板し14勝8敗 防御率4.06の成績を残した。防御率は大幅に悪化したが、2桁勝利を挙げたことは評価してもよいと思う。しかし、前後半戦で成績を見てみると前半は9勝6敗 防御率3.41だったが、後半戦は5勝2敗 防御率4.99と数字を落とした。このことから球団内ではニッパードとの再契約に疑問の声が上がっていたという。

結局、トゥサンが彼と再契約をしなかったためにFAとなり、新しい移籍先を探していた。そこで手を挙げたのがKTだった。KTは13年に誕生した韓国プロの中で最も新しい球団ではあるが、まだポストシーズンに進出したことがなく下位が定位置となっている。

KTのGMは「他の獲得候補だった助っ人はアメリカや日本に行く場合が多く、勝ちを計算できる選手を探したところ、ニッパードが1番、我がチームに合っていると思った。昨年も14勝、奪三振能力も高く、韓国球界を知っていることも強い。ニッパード本人からもKTでプレーしたいという話があってよかった」と満足感を表している。

チームは昨年、サンフランシスコジャイアンツに所属したファン・ジェギュンを獲得し、上位進出に向けて補強を続けている。今回、韓国球界歴代助っ人1位の勝利数を誇るニッパードの加入はチームにとって大きな補強になったかもしれない。

出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=109&aid=0003691752

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