【あの人はいま】元中日のイ・ビョンギュは打撃コーチとして新たな一歩

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初めての指導に挑戦。

新年を迎えて各球団のキャンプも少しずつ近づいてきた。試合こそないが、選手の移籍情報や契約更新情報などで話題は尽きることはない。本日1月7日は牧田和久(西武)のパドレス入りが発表された。

新しいスタートを切るのは選手だけではない。現役を引退し、新たにコーチとして現場復帰を果たす者もいる。その1人がイ・ビョンギュ(元中日)だ。


映像:ファンに向けてスピーチするイ・ビョンギュ
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=Mbt8_9-kHlM)

07年に中日に入団した際のイ・ビョンギュは「韓国のイチロー」の前評判で活躍が期待されていたが、実力を十分に発揮することができずに3年間を過ごした。日本時代の成績は265試合に出場して打率.254 28本塁打 119打点だった。

韓国ではソウルを本拠地とするLGツインズ一筋でプレーしてきた。中日退団後もLGに戻り、チームリーダーとして打線をけん引。韓国通算2000安打も達成し、終身打率も.311と球界を代表するアベレージヒッターとして16年に42歳で引退した。彼が付けた背番号「9」はLGの永久欠番になった。

昨年は野球解説者として外から野球を勉強し、今年から再びLGにコーチとして帰ってきたのだ。しかし、ここで1つ問題がある。彼の正式な役職が決まっていないという。当初は二軍打撃コーチに就任という話だったのだが、キャンプも近い今となっても一軍なのか、それとも二軍なのかがまだ不透明だ。

今年のLGのキャンプはアリゾナで行われるようで、イ・ビョンギュもコーチとして参加する。13年WBCで韓国代表を率い、現在はLGの監督となったリュ・ジュンイルによると「イ・ビョンギュもキャンプに参加するが一軍と二軍、どちらを重点的にみてもらうかまだ決めていない」という。

それでもリュ監督は一軍コーチとして選手を指導してほしいという願いがあるそうだ。しかし、懸念しているのは本人の負担であり、初めて指導者としての1年を送ることになるイ・ビョンギュを心配している。1つの選択肢として完全な一軍打撃コーチとしてではなく、補佐という形で指導者としての経験を積むという方法もある。

果たしてどちらの指導をすることになるのか。新任コーチとしていきなり壁にぶつかったようだが、引退した今でも野球人とてユニフォームを着る現状を知って安心している。ちなみにコーチとなった彼の新背番号は「93」だ。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=421&aid=0003136100

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